住職雑記

最近見聞き考えたことなど



2006.1.1
新年度から、住職雑記を試験的にブログにしてみます。
http://enryuji.cocolog-nifty.com/blog/

2005.12.31
恒例の忘年会、格闘技を見ながらも恒例。ベストバウトは、所!熱くなったよ。ベストバウトに迫りながら試合から受ける印象が対照的なのが五味。見るものを冷たくさせる。悪い意味じゃなくてね。KIDと元気はストップが明らかに早かったけど、まあ、ああいう終り方なら体力的にもキャリア面でも双方に傷がない。あれはあれでよかったかも。吉田と小川もよかったし、ダメだろうと思ってた試合がダメだったことも含めてほんとに期待通りでした今年の格闘技。

2005.12.30
子どもと映画『ハリーポッター』を観る。面白いし特撮もすごい。でもこれ、夢中になるほどのストーリーじゃないと思うんですよ。本で読むと違うのかなあ。読みませんけど。ま、しかし映画館で観る映画はいい!ニュー八王子シネマの音響もかなりよかったし。来年は月一回は映画館で映画を観よう(と毎年年末年始には思うのです。ほとんどお約束)。

2005.12.29
寺報、やっと発送。実は内容はちょっと不満。まあしかし年内発送を優先しました。こういうときもあります。

2005.12.28
今年も消防の夜警の季節、今年は寒くて厳しいです。でも、帰り時には以前は車の窓が完全に凍っていたんだけど、今年はそれがない。これでもまだまだ暖冬なのか、いやそれだけ乾燥しているだけかも。

2005.12.27
アーユス忘年会、しゃべりの第一主役の理事長が通夜のため欠席、第二主役の事務局員もいなかったために非常に静かな宴。豆乳鍋初めて食べました。美味!豚肉との相性が抜群ですねー。久々に腹十二分目まで詰め込んだ。そのせいばかりじゃなくここのところの疲れがでて、宴の間に熟睡。自分のいびきで目が覚めた。

2005.12.26
延立寺法話会は講師に成田智信師を迎える。成田師は今年お寺にデイホームを併設されて、非常に多忙な一年。バーンアウトしないことを切に願う。お話は、三毒の煩悩を「つながり」の中で整理をされた。こういう押さえ方を聴いたのは初めて。非常に学ぶところ多し。

2005.12.25
お参り先に車で向う。しかし、今日はなんか運転が荒い奴が多いな。高速にのっても合流させてくれない。車間距離を詰めてくる。見るとそれらはみんな若いカップル。ゆうべ幸せな夜を過ごしたまま浮かれてるのか。彼女を隣にしてツッパッてカッコイイとこ見せようとしてるのか。それなら逆に他人に優しいところを見せるべきところだぞ。昼間、あられのような雪が本降り。

2005.12.24
御門徒向けの年賀状印刷。例によって長田弘。定番をひとつ決めとくと楽ですね。

2005.12.23
イナズマ戦隊の三枚目CD買ったー!『為さねばならぬ三枚目』。私、こいつら大好きなんですよ、すみません。ってなんであやまるの俺。大方の知らない方に説明しますと、自称ロックンロールバンドです。でもやってることはなんというか、ウルフルズを情けなくさせた感じ、というか。見るからにバカで曲もそのままバカなんです。そこがいいんです。

2005.12.22
渋谷花のえんにてBrownBottleTalk。仏教とジェンダーがテーマ。しかしどうも話が寺の内部事情に偏ってしまう。これじゃ寺関係以外の人からは勝手になやってなさいと思われるのは当然。それは会の途中で気づいてはいたが、当夜風邪による体調最悪のためオレンジジュース&ジンジャーエールで過ごしていた私の口は限りなく重い。体も気持ちも不完全燃焼の夜。

2005.12.21
私、体は弱いというわけではないがそれでもひと冬に二回は風邪をひいてしまう。寝込むことはまずありませんが。で、今年の一回目がどうもきた。悪寒がする。微熱がありそう。私は平熱が35度台なので、37度でもけっこうつらいんです。でも忘年会は続く。

2005.12.20
東京教区組長会出席。来年度の教区計画案を御説明申し上げる。夜、少し記憶がないがまあ大過はないでしょう。先輩相手に説教はたぶんしてない。

2005.12.19
築地別院職員の忘年会に初めて出席。昔はそれはそれは乱れたという伝説を聞くが、昨今はスマートなもの。昔はよほど鬱憤のたまる職場だったのか。いやいや今の若い人が酒を飲まなくなったというだけでしょう。それでも今年のお約束、レイザーラモンHGのコスプレ乱入あり。つい笑っちゃったよあんまり達者で。

2005.12.18
八王子市民会館にて、ふれ愛ひろば。ここで片倉高校のブラスバンドを聴くのはもう4年目か。今年はたっぷり1時間。山口百恵メロディーなどやってくれるが、演奏している彼らは何の思い入れもないだろう。山口百恵の引退は彼らが生まれるはるか前なんだから。

2005.12.17
PowerMacG5の調子が悪い。朝一に立ち上げるとディスプレイに信号が行きません・・・。ディスプレイの故障かと疑ったが、交換してみても同じ症状。どうも本体のビデオカードの不調。修理に出す時間がない。幸い、三回も再起動すれば直ってくれるのでしばらくは様子見をしよう。保証期間はまだまだ残ってるし。

2005.12.16
zakiコラボレーション。zakiさんの曲に無量寿経、般若心経、法華経が重なる。気持ちよかったですー。録音されたのを聞くと、コラボというよりお経が控えめに響いている感じですが、ことさらに主張せず基調を支えるというのは宗教のいい位置を表現しているような。

2005.12.15
京都日帰り会議。この会議の進め方がまだいまいち会得できていない。なんだか手続き論を厚くやりすぎているような気がするんですけど、そういうもんなんですか。それが気になるのはまだ私がこの場に馴染んでいないからでしょうか。私の無知ゆえでしょうか。

2005.12.14
臨時常任委員会。来年度の東京教区活動計画の叩き台をもむ。大筋は御理解と合意をいたただきながら、小さな、しかし本質的な部分で議論を積む。現状をどう見るかという危機感の在処と、それをどの程度、他の僧侶が共有しているかという認識の違いが議論の分かれ目のよう。これはもう感覚的なものですから難しい。

2005.12.13
波平恵美子先生インタビュー。時間を読み違えて大幅に遅刻してしまう。しかし先生はにこやかにお許しくださる。ただただありがたい。お話の中心は「死者儀礼」をめぐって。「儀礼的」という言葉は一般に「外形だけで中身のないもの」という意味で使われるが、それは儀礼の意味を見誤っている。滑稽なのは、見誤っているのが一般人だけじゃなくて、少なからずの宗教人もということ。そうでなければ現在の儀式状況の貧困はありえない。

2005.12.12
大山勇一弁護士を招いての、憲法学習会。憲法を語るときにはどうしても、そもそも憲法とは、と、そもそも論から始めたくなってしまう。それに力はないとは分かっているがしかし、そもそもが共有されていないのがはがゆくて。

2005.12.11
多摩組連続研修会、今期の最終回&修了式。10人近くの方が皆勤してご参加くださった。京都の中央研修会への申し込みもいただいている。みなさん団塊の世代。宗教に無関心と言われる層ですが、この方たち、いったん宗教に目を向けるとかなり強力な援軍になってくださる 。調布近辺でなにか舞っている。雪?八王子に入ると、明白な初雪。今年は多いかもしれない。

2005.12.10
腰はほぼ問題なくなった。ストレッチをすれば若干の痛みは残るので無理はしないけど、まもなく胸膝ピッタリまでいくでしょう。でも咳をするときに用心しながら腰に力を入れないようになったのは学習したのかトラウマ化したのか。

2005.12.9
アカーの柏崎さんと経王寺の互井さんにアーユスのニュースレターのための対談をしていただく。夏のBBTと同じ顔ぶれ。あの時は私の進行がまずくて引きだせなかったことなどをお話しいただいた。二次会は沖縄料理店。私、途中から記憶がありません。その間に私は、同席の人に厳しい説教をしてました。それは確かに覚えているのですが、中身がぜんぜん・・・。相変わらずだな俺。一緒に飲んでくれる人がいるうちにその性癖はなんとかした方がいいぞ。

2005.12.8
築地別院にて成道会記念布教大会を聴聞する。講師の一人が、なんと30分の持ち時間をまるまるノートの朗読。これ、法話じゃないよ。講題が「人生は苦である」。・・・そうか、我が身をもって、聞き手にそれを教えてくれたのね。ああ・・・。お越しの方々どうもすみませんでした。かわってお詫びします。

2005.12.7
アーユスミーティングの後に皆で食事に出ようとしたが・・・入れる店がみつからない。どこもいっぱい。もうまるで忘年会シーズンなんだ。ネットで探して、ちょっと遠かったが浅草のおでん屋へ。これが大正解。かまえも内装もふつーの店なのに、一皿一皿が作品となっている。私たちの歓喜の声に誘われて隣の人も同じ皿を注文してる。売り上げにも貢献しました。また来よう。

2005.12.6
知人の出版パーティーで司会を務める。お祝いのスピーチをその場でお願いしていくが、ふたつ返事でお受けいただける方は本当に少ない。ほとんどが坊さんでしゃべるの得意なはずなのに。立食パーティーは食べ物がなくなるにつれて人がどんどん中座していく。テーブルの上がきれいになるころには、人も閑散としてしまう。皿が残っているうちにお開きにすれば賑やかなままのパーティーになるけど、残り物は極力少なくしないと仏教者としてまずいでしょ。頃合いが難しいですね。

2005.12.5
ミュージシャンのZAKIさんとお会いし、ZAKIさんの曲と僧侶の読経とのコラボレーションの打ち合わせをする。ZAKIさんの声の深く響くことに驚く。思想もまたその声の如し。いい出会いをいただいた。というか、この出会いを作った大平一誠はやっぱりただ者じゃない。

2005.12.4
あいかわらずDVDを観れてない。今手元にある宅配DVDは半月間ほっとかれてる。いくらほっといても月額二千円、これを高いとみるか安いとみるか。延滞料として計算すると安いが、見なけれゃ捨ててるのと同じ。

2005.12.3
都心のお寺の協議会に出向。儀式のあり方を考えるというテーマで「共感」をキーワードに問題提起を行うが、なかなか意見を引きだせない。問題提起って難しい。それでも発言をしてくださった方に感謝。

2005.12.2
腰はだんだん回復。通常生活はまずこなせる。が、着座から立ち上がるときの痛みは残る。それと・・・腰が曲がらない。靴下をはくのが一苦労。手が足首まで届きません−。私、前屈は得意で、足を伸ばした上体で胸が膝に付いたんです。それが今は90度以上曲がらない・・・このまま固まったら悲しいな。

2005.12.1
京都にて日帰りの会議。新幹線の席に座っている分には腰は問題ない。が、しかし、降りる段になって・・・立てない。立てません。ぐぐぐうとうなりながら上体を上げる。立ってしまえば歩くのもさして問題ないんだが。

2005.11.30
朝、歯を磨きながら咳を小さくひとつ。その瞬間、左腰に強烈な痛み!ギックリ腰だ−。ぐぐぐ、うなりながら上体を起こす・・・なんとか歩けそう。ぐぐぐ、うなりながら衣に着替えて車でお勤めに出る。運転はまあ問題ない。が、先方に着いて車から・・・降りられない−。足が上がらないよ−。

2005.11.29
知人の住職継職のお祝いパーティー。お祝いのリレースピーチのマイクが回る。が、私の番になるとカラオケの前奏が。スピーチに替えて『傷だらけのローラ』の熱唱だ!少なく見ても三分の二の皆様が完全に引いてらっしゃいました。失礼。

2005.11.28
延立寺法話会。講師は世田谷の柘植芳秀師。堅実な誠実なお話をいただく。しかし私は葬式のために後半しか聞けませんでした〜残念。

2005.11.27
息子に『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を買って、とせがまれた。ああいいよ、あんなベストセラーならBook offで平積みになってるだろう、と安請け合いしたが甘かった。Book offはじめ新古書店を五軒回ったがどこにもない。誰も売らないのか。しかたない、新刊書店で買うか、とチェーンの書店をのぞいても置いていない。この本は買い取りで返品不可なので余分な入荷はできないんだ。ハリー・ポッターは大手書店を潤しているだけなんだな。結局六軒目の新古書店で見つけましたが、時間と労力にはつりあわない。

2005.11.26
ずいぶん前に買ったのを忘れて同じ本を二度買いしてしまった経験は何度かある。しかし、今日買ってきた本はまだ発行されてまもないもの。それがなんでもう一冊うちにあるの。誰かのせいじゃない。私の二重購入です。原因は・・・前回、買うの迷ったんだよな。迷って迷って、という記憶が強くて、その時は結局買ってしまったんだけど、迷った記憶しか残らなかったというわけ。あぶない。二重購入の予防策はただ一つ、買った本は速やかに読むことだ。しかしそれが。

2005.11.25
知り合いのNGO事務所に車で向う。初めての道なのでカーナビ頼み。なのに、明らかに今走っている道とは違う道が画面に表示されている。GPSが誤作動している。どうした、通信衛星、地球のどこかで紛争でもはじまってそちらにパワーをとられてるのか。

2005.11.24
エンゲイジド・ブディズム研究会。今回は寺の周辺の性差別について。仏典の性差別、ということじゃなくて、寺の日常を問うという試み。いろいろ問題は指摘できるんだけど、それの解決というか改善への道が思い浮かばない。当事者を教育するしかない、とかになっちゃって。それができりゃ問題なんて起きてない。

2005.11.23
八王子駅前の本屋では、5,000円以上買うと、店の二階のコーヒーショップで使えるサービス券をもらえる。ことになっているのに、私が5,000円以上買っても券をもらえるのは三回に一回くらい。理由は(おそらく)、私はいつも現金ではなく図書カードを使ってるから。店の張り紙には「5,000円以上購入の方(図書カードを除く)」って書いてあるんですよ。この解釈はふつう図書カード「を」購入した方、だと思うんだけど多数派の店員は図書カード「で」購入した方、も含めているんですね。ただたんに忘れているように見える場合もある。でもサービスだからくれなかった時に催促するのもなんだかなあ、しかしなあ、と小さな胸をうじうじしているボクでした。

2005.11.22
小学校へ読みきかせに行く。6年生の長男のクラス。前回は熱を入れすぎて引かせてしまった反省のもと、今回は身振りを入れずに抑制して読む。選んだのは星新一『おーい でてこーい』。反応は・・・あまり良くない。物音は絶えず、時折私語も入る。終りのあいさつもばらばら。あーあ、まあ何人かでも聞いてたからいいか。帰宅した長男に反応を聞くと思いのほか好評。前回よりずーっとよかったとか。子どもの反応って全然分かりません。

2005.11.21
毎年恒例のPHD協会の研修生との交流会。今年はフィリピン、ビルマ、インドネシアから、男性ばかり三人。彼らの出身村紹介のスライドには、去年この席にいた女性がニコニコとミシンを踏んでいる。その他にも見覚えある元気な顔を何年かぶりに見る。確かに根を張っている活動にふれるのは嬉しい。

2005.11.20
若い知人の結婚披露宴に出席。近年記憶にないくらいいい雰囲気。これは、職場結婚のために出席者の多くが共通の知りあいだったことが多分に影響しているんだろう。新郎新婦の友人たちのスピーチもみんなちゃんと聴いている。こんなことありませんよ。また、そのスピーチがいいんだ(「スピーチが苦手なので手紙を書いてきました」として朗読するスタイルは最近の流行なの?いいけど)。あの二人、いい友だち持ってるな。それはいうまでもなく御本人たちの功です。帰宅して高橋尚子の勝利を知る。感服。彼女と同時代に生きた幸福を思う。

2005.11.19
K-1をテレビで観た。圧倒的に強かったセーム・シュルト、いつから正道会館所属になったんだ?アンディ・フグが正道会館の空手着を着ていた時の違和感を思い出した。あいかわらずだな正道会館。PRIDEでは結果を出せなかったシュルトがあっさり優勝したのは、格闘技においてはルールが決定的に影響するということを改めて教えてくれた。シュルトも、以前はフィニッシュブローがなくて(曙と同じく)いつもバタバタした感があったけど、今回は膝という強烈な決め技を駆使していた。本当に久々に面白かったです。やってる方はたまらないだろうけど。

2005.11.18
スタディーツアー二日目。名古屋愛地球博の地元話を興味深く聞く。成功の主役は地元のリピーター達。一万五千円のフリーパス、主催者は多くても5回くらいの利用だろうとふんでいたようだが、50回以上行った人は本当にざらだとか。特に年配の方が散歩コースに利用したよう(木製の通路は歩きやすく、段差も少なくて安全だと評判がよかった)で、期間中、近隣の病院控室ががらがらになったという事実!ふだん病院に通っている人が地球博に通ったんだそうだ。この効果、誰か研究してくれよ。

2005.11.17
アーユスのスタディーツアーで白川郷へ村おこしの実際を聞きに行く。高山からさらに車で90分以上。こんなに時間がかかるとは思わなかった。こういう立地だからあの建物群が残ったんだと納得。しかし合掌造りの家のかなり多くが土産物販売をしている。どうみても美しくないんですけど。道がアスファルトで風情がないのは雪対策として仕方ない。でも、土産物村の光景は決してリピーターを呼ばない。こんなこと、地元の誰もが分かっていることだと思うけど。

2005.11.16
築地別院で、ナアヤさんや蓮土さんと短い間だけど談笑。再会の縁の場となってくださった報恩講に感謝。夕方、車で細い路地から車道に出ようとしたところ、右方向からバイクが向ってきた。通り過ぎるのを待っていたら、バイクが減速。明らかに譲ってくれている。ありがとう、と前進したら、ガシャリ。車前方左頭で自転車と接触してしまった。あららら、あわてて車を降りて低頭。怒る相手は30代のサラリーマン風。幸い怪我はなさそう。自転車も大きな損傷はなさそう。修理代を、というと、そんなものはいらない、という。「こっち全然見てなかったですよねえ」と批難される。はい。右のバイクに気をとられてました、すみません。でお許しいただいたのですが、あのー、見ていないことに気づいていたんなら車の前に出ないでほしかった。なんてことは言いません。大過なくてラッキーでした。

2005.11.15
夜11時過ぎ、駅前駐車場の愛車に戻る。と、怪しい光。あ、スモールライト付けっぱなしだ・・・。エンジンかかりません。バッテリーあがってしまいました。即、JAFに電話。しかし会員の名前を告げたら、それでは有料になるとのこと。あー、JAFは以前は会員の他に家族一名を会員扱いにしてくれたのが、今はダメになっていたんだ。この会員証は母のもの。で、一万一千円だって。お断りして自分で対処することにした。車を駐車場に置いたままで、タクシーで帰宅。そして自宅の軽自動車で引き返してケーブル直結でバッテリーあがり車のエンジンを始動し、それに乗って帰宅。軽自動車は駐車場に置いて、朝、バスにて引き取りにいきましたとさ。掛かったお金は駐車場代とタクシー代とバス代、計3500円也。まあしょうがない。

2005.11.14
昼すぎ、駅前駐車場に車を入れて、電車にて会合に向う。先週から中央道が集中工事のため、都心に出るには電車を使うようになった。いや、本が読める読める。築地まで往復したら三冊でも無理ではない。昼寝もできるし。積読が飽和したらまず車の運転を封印しよう。

2005.11.13
借りていたDVDの二本目をやっと観る。『八月のクリスマス』韓国のオリジナル版の方。しみじみとした、抑制の効いた演出。写真というメディアの、撮る作業と定着させて目視する作業が不可避的にタイムラグを持つという特徴は、それだけでドラマを膨らませるんだな。写真が、じゃなくて時間が、なんだけど。

2005.11.12
友人からiPodを譲り受ける。あらかじめ入っていたのはビートルズ全曲をはじめ、キャロルキング、はっぴいえんどと名曲盛りだくさんで、このままありがたく使わせてもらおう、でも所有者の名前だけ変えようかな、とi-podソフトウェアアップデートを立ち上げて名前を変更したところ・・・一瞬にしてなぜかなぜか中味が空になっていました。呆然。初期化の指示なんてしなかったのに〜。一月前、講演記録が入ったMDからカセットテープにダビングしようとしてなぜかMDを初期化してしまったとき以来のショック。しかたありません、iPodは私なりに育てていきます。

2005.11.11
築地別院の報恩講が始まる。法話の御講師は季平博昭師。この一週間でお目にかかったのは3回目。法の悦びを日常の喜びに直結させようとする志向が強く伺われる。そこでの「宗教性」って何なのか、確かめておくべきテーマ。

2005.11.10
500円貯金を始めた。きっかけはアリtoキリギリスの石井氏が雑誌でその快楽を語っていたから。100円ショップで売っている貯金缶を使って、まもなく30万円になったという。石井氏のコツは、後輩と飲食に行った時に、ただ奢るのではなく後輩の財布にある500円玉を徴収するんだと。後輩にしてみれば奢ってもらう申しわけなさがなくなるので喜んで出すために、どんどん貯まっていくとか。500円玉を貯めるために奢るってどうよ?

2005.11.9
また京都日帰り。禁煙席が取れなかったので喫煙席で二時間。私は喫煙はしないが、他人のタバコも気にならない。普段はね。しかし今日は違った。ヘビースモーカーばかり集めたんじゃないか。まったくもって薫製状態。途中ワゴンサービスで買い求めたビールの味が全然分からない。

2005.11.8
今使っているデイパックの肩掛ベルトがちぎれてきた。もう二年くらい使っているだろうか。まあまあ長持ちしたほう。いつも肩掛ベルトが切れて交換となるが、原因は明白で、重い荷物を入れているため。第一にMac。以前はPowerBook、今はiBook。そして本が最低三冊。その他分厚い手帳とか分厚い財布(ウソ)とかで、一番基本の状態でも6キログラム、本屋の帰りには10キロ近くになるのもしばしば。こんなことを想定しているデイパックはそうはない。丈夫なやつはバック自体が重くなるし。探しているんだけどなかなかね。

2005.11.7
会議出席のため京都日帰り。夜はBrown Bottle Talkの企画会議。最終回のテーマを「働く」としてみたけど、切り口がありすぎてしぼるのに迷う迷う。「働く」を一年間の通しテーマにしてもいいかもしれない。

2005.11.6
延立寺報恩講。御法話は大江宏玄師。若いのにいい味とテンポをお持ちで、余裕さえ感じさせます。アトラクションにはマリンバの桜井千代さん。いやー、明るい演奏。曇天の天気を忘れさせる。八木節には私も和太鼓で参加させていただきました。テンポ狂い続きでしたけど、快感。

2005.11.5
ほぼ日手帳が届いた。革カバーも一緒に買ったんだけど、これを使うのは来年1月1日からにしよう。中身の来年用手帳を今年のカバーに挟み込む。二倍の厚さになって、だるま状態。不便ですけど嫌じゃない。愛しているゆえ。

2005.11.4
中央道に入る。私は左端のETC専用入口。だが、私の直前の車の前で、バーが上がらない。カードの不備か。係員が来ない・・・来ないな・・・来ねえよ、おい!やっと来たかと思えば何を処理しているのか運転手とのやりとりが延々と。それ、車を脇に置いてやってくれないか。私(と後にダンプが一台)を巻き込まないで。実際に待たされた時間は4分程度なんだけど、永遠にも感じた。

2005.11.3
知人のお寺の住職継職法要へ出仕。車で到着すると駐車場の寺名表記が違っていた。マヌケだなーと笑っていたら、これを機会に寺名を変えるんだと。新住職の意欲の表れ。たしか10年ぶりくらいにうかがった寺は造りも境内もあまりに立派。新住職が挨拶で語っていたように、いろんな展開ができそう。期待しましょう。

2005.11.2
アーユスのニュースレター、10月号をやっと印刷所に回す。今回も優秀な事務局員の力技で形になりました。

2005.11.1
婦人会の皆さんの御協力により、本堂の仏具のおみがき。おかげさまでまた一皮むけました。手作り石鹸もたくさんの数が用意できました。この売り上げは、全額カンボジアの仏教徒スラムの子どもたちの自立支援に充てられます。

2005.10.31
災害対策研修会受講。以下、御講師のお話の一部。「自宅での災害対策に非常用の食糧や水を備蓄している方がいますが、無駄です。日本ではこの何十年間、災害後に物資が届かず餓死した人は一人もいません。それ以上に、備蓄をしている人は、自分が生き残る、という前提を疑っていないのが滑稽です。食糧を備えるより先に、災害の瞬間に自分が生き残るための対応を万全にしてください」「お寺は間違いなく、近隣の死亡者の死体置き場になります。それだけでなく、住民の利害調整役を期待されます。人は、被災してから3日は助け合います。しかし4日を過ぎると不平不満が噴出します。お互い命が助かってよかった、という時期を過ぎると、自分の利益の確保と獲得に関心が集中するのが人間です。その調整は一筋縄ではいきません。覚悟をしていてください」ごもっとも。

2005.10.30
やっと観ました。一ヶ月借りたままだったDVDの一本、『息子のまなざし』。濃密。90分くらいの話が悪い意味でなく、長ーく感じた。中年男と少年との、細い糸の上でかろうじて均衡を保っているかのような日常をただ、追う。すとんと切り落とした感じの終り方も見事。こんな経験、映画以外ではなかなか得られない。さて、借りたままのもう一本(一回に二枚づつ借りるシステムなので)はいつ観られるだろう。

2005.10.29
三田のお寺の報恩講に出仕。ここにお勤めした帰りにはちょうど開催されている神保町の神田古本まつりを覗くのがもう20年来のキマリ。しかし今年は行かなかった。古書はインターネットで探すので充分になってしまったので。もちろん、棚の本との出会いはネットがカバーできるものではないことは重々承知。でも現在のネット古書の充実は、もうそれを補って余りある。今、本との出会いは新刊書店にこそある。

2005.10.28
映画を観る習慣を身に付けようと、宅配DVDに入会した。月額2000円で借り放題、期限なしというもの。定額制なので延滞料金を気にしたいのが最大の利点だが、今私が借りているのは届いてから一ヶ月経っている・・・。

2005.10.27
神奈川のお寺での協議会に出席。寺の活性化に向けての御提案をいただく。中で、協議会や研修会に出る顔ぶれが固定化しているという指摘があった。確かに。組織ともいえない組織の我々には会への出席は個々の都合や判断が優先で、強制力はまったくないので。せっかく御参加いただいた方の気持ちさえ削ぐことにもなり情けないことではあるけれど、それが絶対のマイナスというわけではない。一丸とはなれなくても、引っぱってくださる方々がこれだけいらっしゃるんだから。

2005.10.26
東京教区の常任委員会。なんだかつい先日今年度が始まった気がするのに、来年度の計画立てを始める。現状で見直したい点がいつくかあるが、それらは昨年、一委員だったときは特に気にならなかったところ。立場が変わると視点も変わるもの。

2005.10.25
村上龍プロデュースのキューバ音楽を聴く。メインボーカルの女性を8人の男性陣が盛り立てる。しかし女性がこれでもかと女性性を強調するのに男性陣はまったくそれをせず中性的と言っていい。メインを立てたからそうなったのではなく、キューバ人の男女観が現れていた感がある。かの地の女性ってどういう存在なんだろう。

2005.10.24
BrownBottleTalk第4回目。映像ジャーナリストの綿井健陽氏と全青協の神仁氏という豪華な顔合わせ。客が溢れたら困ると宣伝を控えめにしたのが裏目に出た。非常にこじんまりとした会になりました。もはや「イラク」では人は足を運ばないのか。テーマの出し方はまずかったかもしれない。参加者が少ない分それぞれがたっぷりしゃべってくださった。それはよかったが反面、散漫になったのも否めない。進行は難しいです。毎回同じ反省してますが。

2005.10.23
知人の浄土宗の僧侶が住職を継職したお祝いの会に出席。招かれた客は当然ほとんど浄土宗関係。真宗とは同じ浄土系でありながら、やはり立ち居振る舞い言葉遣いがかなり違う。しっかりお坊さんたちです。真宗と何が違うのか。たぶん真宗には「互いに敬う」という形が(内心はともかく)できていないんだと思う。

2005.10.22
門徒総代世話人研修会に出講。話しながら、思いが先走りして論理展開も崩れたり空回りも多々。みなさんの頭上に?マークが見え隠れしていたが、それでも真摯に耳を傾けてくださったのはやはり総代世話人となる方、大人です。二時間弱の時間をいただいてお話ししたことはただお願い二つ、御門徒には御自身が法を悦んでいる姿を見せてください、そして、大きい声でお念仏をしてください、ということ。

2005.10.21
PowerBookG4があっという間に修理完了。ていうか、壊れてなかった。不調の原因は無線LAN用部品AirMacExpressの接触不良。それだけで本体がまったく立ち上がらなくなってしまうとは。Mac歴10年の私も初耳。保険に入っていたので検査手数料は無料の上、キートップが欠けていたキーボードも新品に替えられて帰ってきた。PowerBookにはリンククラブメンテナンスは最強のパートナー。

2005.10.20
アーユス事務局員のPowerBookG4が故障して修理に出す間、以前使っていて今は眠らせていたPowerBookG3を出してきた。電源は入るがシステムが立ち上がらない。ハードディスクの故障か?ちょうど手元に使っていないハードディスクがあったので換装。何の問題もなく立ち上がりました。でもバッテリーも保守電池もへたってるしメモリも少ないし、現場に戻すにはお金がかかりすぎる。とりあえずキートップの欠けたキーボードは交換します。久しぶりに触れたPowerBookG3、デザインの良さにあらためてうっとり。Macは現役を退いても処分する気になれないのはこの美しさゆえ。

2005.10.19
某劇団員が芝居の営業に来た。とりあえず話だけ聞いて、チラシくらいは預かろうかと思ってたところ・・・その営業君、この芝居をどれだけ観てほしいか、観る価値があるかを実に実にキラキラした表情で語る。まだ劇団に入ったばかりで、私が昔観ていた第三舞台や青い鳥など名前も知っていない彼の輝く瞳。やられてしまった。先約があるのにチケット二枚買っちゃったよ。奴、たぶん化けそうな予感。

2005.10.18
小学校6年の長男のクラスへ読み聞かせに行く。選んだのは例によって『ベロ出しちょんま』。みんな静かに聞いてくれた。まずまずよかったんじゃないか、と帰宅した長男に感想を聞くと、私のテンションが高すぎて恥ずかしかっただと。どうも他の子どもたちもついていけず引いていたらしい。あら、あの静けさの意味はそうだったの。

2005.10.17
ネットで注文して届いた本の緩衝材に使われていた古新聞の記事に目がとまった。「モンゴル走る日本の霊柩車」。彼の地の葬送事情を興味深く一読。その横には野田宣雄氏の論考が。本願寺派の住職でもある野田氏は小泉首相の政治的カンの良さが国際政治に通用するかに疑問を呈すとともに、民主党は家庭論で対決すべきだったとユニークな観点。読売、けっこう冴えてるな。

2005.10.16
私のある選択に対して批判をいただく。稚拙で幼稚にしか見えないんだけどなんであんなの選んだの、と。あー、確かにその通り。それ自体のレベルは低いんです。それをちゃんと指摘してくれたのが、実はとても嬉しかった。ちゃんと見てくれているんだと。

2005.10.15
ドキュメンタリー『アルナの子どもたち』を観る。監督が語る、ある上映会後での印象的だったエピソード。一人のイスラエルの女子学生が涙を流しながら「私は今まで、パレスチナの子どもたちがこんなに普通に笑ったり、泣いたり、はしゃいだり、話をしたりするなんて想像したこともなかった」と。人が、些細なことで笑い転げたり落ち込んだり傷ついたりなごんだりしながら,ささやかな希望を糧に生活を営んでいるというあたり前の事実を想像したことすらなかったと泣く彼女を、私たちの誰が笑えるか。

2005.10.14
都心の組の協議会に出席。最後にマイクを渡されて体よくまとめるつもりがしゃべりすぎてしまう。ん、空気が冷たい・・・。あ、また外しましたね。そのせいか晩、鼻風邪をひいた。

2005.10.13
来年用のデスクダイアリーを購入。20年以上前から同じ、一ツ橋ノートのラッキーカトレヤダイアリー。しかしこれ、銀座伊東屋でしか見かけないんだけど、大丈夫か、商売できてるのか一ツ橋ノート。

2005.10.12
教区の来年度計画を練り始める。肝は団塊の世代の男性門信徒をどう取り込むか。その人びとはあらゆる世代の中でもっとも宗教への関心が薄いというデータがある。しかし割合は低くても分母が大きいんだから数としては少なくないんじゃないの。

2005.10.11
甲州街道で上北沢を通りかかった時、我が目を疑った。ガソリンスタンドの表示、レギュラー120円?!おいおいと思ったら次のスタンドでは119円!!その向いのスタンドも!まもなく給田になると124円、そして仙川を越えると128円に。上北沢、おそらく現時点で日本一ガソリン安値地域と思われます。そのために遠回りするのはお勧めしませんが。

2005.10.10
所用で横浜へ。行きは快適そのもの。しかし帰りの保土ケ谷バイパスがまっっったく動かない。結局行きは1時間半の道が帰りは3時間半。疲労困憊。しかし、この前のお彼岸に、寺まで4時間かかったという方、これ以上の苦行を体験されていたのか。

2005.10.9
知人のそのまた知人を偲ぶ会で、故人が好きだった曲を流したという。槙原敬之の『遠く遠く』。「遠く遠く離れた街で元気に暮らせてるんだ。大事なのは“変わってくこと”“変わらずにいること”」というフレーズが、痛い・・・痛い。でも、その彼が、死後もまだ多くのつながりを作り続けているという事実がある。

2005.10.8
一周忌の法事で、故人が好きだったという曲を御家族の方がビアノ演奏をされた。いつもはCDによる『みほとけにいだかれて』も生ピアノの伴奏で斉唱。こういうふうにもっとピアノを活用できればと思う。私が弾ければいいんだが、過去、二度までもレッスンに挫折したことが・・・。

2005.10.7
会議三つ。発言が少ない私を、体調がすぐれないのではと心配してくださる方あり。いえ、酒が入っていないだけです、と応えたら納得されてしまったのは私の不徳のいたすところ。

2005.10.6
ラーメン屋の行列に加わることは将来もまず考えられない私が、最近、昼食時につい並んでしまう店がある。銀座3丁目のカレー屋えすと。ここのインデェアンカレー、辛味と塩味のバランスが私の好みにほぼ合致。となるとポリシーも崩さざるをえない。それでも限界は10分ですけど。

2005.10.5
厚木にて協議会に出席。出席者の一人が会議中歯槽膿漏のためにずっと頬を押さえていたところ、休憩時間になって「痛むんですか」と薬を指し出す人があった。しかも2人。20数人の会議出席者に歯槽膿漏の薬を携帯している人が3人。痔持ちの人といい勝負か。

2005.10.4
宗派で進めている連続研修会(連研)のための、研究会。連研運営上の留意点は、これが正しいんだ、答がでたからもうおしまい、という決め付け&押し付けにならないようにすること。この問は私にとって何なのか、私はこう思う、という我が身に引き当てた発言にしてもらうような方向づけが求められる。答を欲しがる&与えたがる私たちにとって難しいことではあるけれど。

2005.10.3
まだツクツクホウシの鳴き声が遠くに聞こえる。

2005.10.2
いつかの『ほぼ日』に、「寂しい」という感情が分からないという人がいるという話題があった。寂しいが分からないというのは私にはそれこそ想像もできないが、考えてみると私も分からない感情というか状況があります。「退屈」。これが分からない。今、息子が日曜などに退屈を持て余している。私はこの年代ではどうだったんだろう。退屈で困ったり不快になったことなんてあったかな。少なくとも、親にどこかへ連れていってと訴えたことは一度もなかったように記憶するんだけど。

2005.10.1
延立寺仏教婦人会。最近バス旅行に行かれた方から、帰りのバスの中でガイドさんが法話のビデオを流してくれたとの経験を聞いた。思い出すのは綾小路きみまろがバス旅行者を対象に漫談テープを売っていったのがブレイクにつながったという話。法話ビデオは使えるかもしれない。内容はちょっと考えないと。行楽帰りの疲労&楽しみの余韻の中で受け取れるものって・・・。

2005.9.30
アーユスニュースレターの特集のためにJVCの清水事務局長と憲法第9条をテーマに対談。というより、ほぼ一方的にお話をうかがう。国際貢献を行う上で憲法9条が足かせになっている、という俗論、というより机上論の誤りを豊富な実例をもとに指摘してくださった。私の側からは、憲法改正論議上のキーワードを二つ出しておきます。不安と(安い)プライド。ろくなもんじゃない両者になんで躍らされる自分なのかを省察する回路は確保されているか。

2005.9.29
エンゲイジドブディズム研究会。紛争回避を四諦のアプローチで考えてみた。やってみてどうも手持ちの情報に引きずられる感は否めず、新しい発見にまでは至らない。もっと下世話というか身近な話題から始める方が手法体得にはいいかも。ところで私、本日やっと45歳になりました。

2005.9.28
『TOKYO GRAFFITI』という雑誌に私の写真が載ってます。「実現可能な夢」をボードに書け、という企画。真面目に考えると「実現可能な夢」って言語矛盾な気がしてちょっと迷いました。希望や目標よりランクが上なわけですよね。で、私が示したのは「アーユスの会員倍増」。夢に近いけど実現不可能ではない。ま、それより私が気にしたのはボードに書いた自分の年齢。雑誌発行にあわせて45歳としたんだけど、発行されたのは私の誕生日の5日前。うーん、あと5日間だけは生きていようと思ってしまった。

2005.9.27
次男潤の通うのぞみ学級の子どもたちが、クラスメートのお家訪問に揃ってやってきた。本堂に通して質問を受ける。お寺は何をするところ?う、この子たちに何と言ったらいいんだろう。しどろもどろになってしまいました。

2005.9.26
都心の寺の協議会に出席。寺どうしがつながることで何ができるかというテーマだったが、その前の、寺の現状の困難が語られる。教団への不満も。自分の仕事に誇りを持つことと、安易な現状肯定に陥らないことは両立するはず。でも実際はそうでもない。

2005.9.25
東久留米に法話出講。すぐ隣に栗林があり、彼岸花の上で立派な実を実らせている。お土産にも栗、ちょうだいしました。

2005.9.24
DVDで『チルソクの夏』を観る。なんだよおい、1977年に17歳だった彼女たちのなんてことない恋物語にこんなに切なくなってしまうのは、まさに私が同じ歳だから。高校生たち(桂亜沙美がいい)のはじけ具合がまさに当時の私たちに重なる。そうだよ、あの年はなごり雪だったんだよ。あの当時の自分にも加羽沢美濃の音楽がバックに流れていたような錯覚さえおこさせる。

2005.9.23
彼岸会。読経後の法話中に突然意識を失う方があった。とりあえず救急車は呼んだものの、おろおろするだけの私。しかしちょうど参拝者に看護士の方がいて、脈をとりながら看てくださったのが有難い。折しも彼岸の昼間、八王子市内は渋滞で救急車は10分経ってもサイレンさえ聞こえない。その時間の長いこと。意識は数分で戻り、13分後に到着した救急隊員にも体調の説明はできたが用心のため病院へ行ってもらう。後でご本人から元気な声で事情をお知らせいただいた。ちょっと具合が悪くなったので携帯していたニトログリセリンを飲んだところ急激に血圧が下がって意識を無くしたとのこと。大過なくてよかったですよ。

2005.9.22
知人の村椿菜文さんの処女出版『内藤三重子さんのこと』入手。ゆっくり読みたい本。愛情と尊敬が織り込まれた静かな一冊。

2005.9.21
やっと寺報発送。彼岸会の案内を兼ねているのでお中日の前にはお届けしたいと思っていたが、なんとか前日のお届けとなりました。ほんとに私、締切に依存している。締切がなければ、なんの仕事もできません。

2005.9.20
仏教壮年会の会議。2007年から団塊の世代が大量に定年を迎える。その方たちがすぐに時間に余裕を持てるわけではなかろうが、その力を仏教界へ向けない手はない。その先頭となる方が少なからずここにいることの驚きと喜び。

2005.9.19
彼岸の入り。それに合わせて彼岸花が急に咲きだした。季節を知っているほんとに不思議な花です。今年から白い彼岸花がかなり増えました。球根をたくさんいただきましたので。

2005.9.18
連休二日目はふつうはたいした渋滞はないはずなんだけど、今日は違いました。寺での法事に、皆様が揃ったのが2時間半遅れ。法事の後に行くつもりだった千鳥ケ淵全戦没者追悼法要は断念。

2005.9.17
築地本願寺では毎年恒例の平和のつどい。出先での法事の後に向ったが、連休初日の中央道は上下ともに大渋滞。全然間に合いませんでした。

2005.9.16
今年の延立寺報恩講の清興にお迎えする桜井千代さんと打ち合わせ。本堂のピアノをご覧になり、初めて見るメーカー(ドイツ製)とめずらしがってくださった。音もタッチも重いですよ、と言うとそれなりの方を呼びましょう、と言ってくださった。それも楽しみ。

2005.9.15
親鸞聖人750回大遠忌に向けての姿勢を示す総局巡回。私、宗務員なもんで教団側の意向を説明する立場にあるんですが、ほとんど分かってません。というか伝えられてません。というか決まってないんじゃないの?正直心もとない。

2005.9.14
研修会二日目は昨日に続いて郭氏の案内によりコリアタウンのフィールドワーク。非常にこざっぱりとした町並みは、猥雑なパワーあふれる、という先入観を軽く裏切り、大阪らしくさえない。韓流の影響まざまざ。しかし並ぶキムチのパラエティーはコリア以外ではありえない。

2005.9.13
基幹運動講師団研修に大阪鶴橋へ。コリアNGOセンターの郭辰雄氏に共生社会構築の手がかりを聞く。夜は鶴橋の焼肉屋。二次会を経て三次会ではコリアNGOセンターのスタッフの方々に合流。談論の中に意見を求められ、自分としてはまともなことを言ったつもりがまるで的外れ。実はその時すでに泥酔の中で、何が話題になって何を意見したか、内容はまったく覚えてませんが、私の一言の後に現出したその場の冷たーい空気の感触だけはよーく覚えている。あれ、これと同じようなことを、一週間ばかり前に経験したような記憶もかすかにある。

2005.9.12
清風会では都市開教の現況と最前線を聞く。教団は、東京を布教展開上の重要地区とは一応位置づけてはいるものの、教団を動かしている人達の意識はあくまで京都が中心であって東京は一地方でしかない。そのちぐはぐさは危機感のなさの正確な反映。ま、危機感のずれは東京の僧侶にも多いですけど。

2005.9.11
延立寺の御門徒の結婚披露宴に招かれた。手作り感を表に出した演出も心地よい。新郎の挨拶も新郎父の挨拶もしみじみとしみた。その後に流れた二次会では、無宗教を自認する団塊の世代氏と宗教を巡って対論。氏の宗教認識を改めさせようとしたが返り討ちにあう。無念。捲土重来を期す。

2005.9.10
知人の祝い事があり、ディズニーランド脇のホテルへ。築地本願寺での用事の後に電車で向ったが、駅に着いたらもう脱日常空間。お祝いのパーティー会場としては抜群の立地に違いない。しかし会場となった部屋は窓がなかったのでパーティー中に日常に戻っちゃったんですけど。

2005.9.9
浄土真宗本願寺派東京教区主催の『平和を願うつどい』、築地本願寺にて。フリージャーナリスト小田切拓氏をお招きした講題は「人間の壊し方」。人間を壊すのに刃物はいらない。ただ希望を奪えばいい。そこに我々が出来うる何かがあるとすれば、まず要請されるのはつながりを作り保とうとする意思だろう。

2005.9.8
JVCパレスチナ担当の方から最新の現地情報を聞く。しっかし、圧倒的な情報の偏りにはまったく嘆息するばかり。

2005.9.7
寺にて通夜。お泊まりになる方から近くに銭湯は?と尋ねられるが、犬目舳区にはおそらく銭湯が存在したことはないはず。すぐ近くにゴミ処理の廃熱を利用した入浴施設があるが、営業時間は9時まで。これ、利用料を500円以下にして営業時間を11時までにしてくれればなあ。

2005.9.6
朝、昨夜の無礼を旅行代理店の彼に詫びたが、表情は硬い。うーん私は何を言っちまったんだろう。夜、評論家の宮崎哲弥氏にインタビュー。慣れないことで宮崎氏のお話を広げられず、ぶつ切りの感が否めない。しかもインタビューの後になって、最低限聞くべきだった何点かを聞き落としていたことに気付く。ちょっとへこむ。

2005.9.5
甲府での仏教婦人会研修会に参加。夜、慰労兼懇親の席を旅行代理店の担当者と持ったが・・・、気がつくとその若い担当者の生き方を糺している私がいた。なんでまた。実は私この時点では酩酊していて彼の何が気にくわなくて私が何を主張していたのか、まったく記憶にありません。ただ覚えているのは彼の人間性まで問うていたような。なんて嫌な客なんだ私は。

2005.9.4
通販生活で爪切りを買った。ニッパータイプのちょっとプロっぽいやつ。が、なかなか慣れません。いろいろ試してみると、このタイプで爪を切る時は爪を三日月形に残るように切るのではなく、細かく角を落とすように切るのだと理解した。爪切りに対する根本思想の変更を余儀なくされるわけだが、ま、高かったからもう少し付き合うとしよう。

2005.9.3
鎌倉地区のお寺の協議会にうかがう。楽しくなければお寺じゃないと確信する人と、もっと楽しくしようとする意欲ある人とが集っている。他地区の協議会では、寺と「楽しい」という言葉が結びつくことすら思い及ばないケースもあるのに。

2005.9.2
京都日帰り。昼過ぎに会った知人から、本願寺阿弥陀堂に不審者が乱入したとの報を聞く。ネジのようなものが投げつけられて御真影に傷がついたとも。この御真影、750回大遠忌を前に修復が済んだばかり。聞くところによると、御真影には、単に移動の際などの不注意によるものではない故意とみられる古傷が少なからず残されているとのこと。伝道の艱難がしのばれるが、今回それがひとつ加わってしまった。

2005.9.1
会議二つ。前者では出席者にあらかかじめ資料を届けていなかったため、その場での御意見はあまりいただけなかった。反省です。後者は研修会の企画会議。かなりディープなやりとりがなされるが、問題はここで議論をしただけで何か納得して満足してしまうこと。今やった議論を研修会本番でもう一度繰り返せばいい研修会になるんじゃないか、といつも笑うんだけどそれはなかなかできない。テーマ設定の前提や設定意図を共有して、かつ参加者の人となりを分かっている少人数の会議だと、けっこう労せずしてつっこんだ話にもなる。それと多人数対象の研修会はまったく別物か。

2005.8.31
教区の仏教壮年会の会議にうかがう。熱い。本当に熱い。恥ずかしながら私の仏教壮年会への認識がまったく違っていたことを痛感。この方たちの思いを生かさない手はない。

2005.8.30
御門徒対象の研修会に出講。テーマは『門信徒とは』。問題提起の後に話し合いをしていただいたが、私の問題提起ではテーマ設定の意図を伝えられなかったよう。そのために話し合いの導入が混乱してしまった。連日の進行不行き届き。どこまで続くぬかるみぞ。

2005.8.29
Brown Bottle Talk第三回目。ゲイの青年をお招きして、テーマは「受容」。大盛況になったが、内容の方は私の進行がまずく散漫になってしまった。ゲストにも御参加いただいた皆さんにも申し訳ないことをした。前回は飲み過ぎて失敗したが、今回はほとんど飲まなかったのが敗因。などと酒のせいにする私がそもそも問題なのだ。

2005.8.28
24時間テレビの終盤、SMAPの唄に引きつけられた。「すべてに満ち足りた明日を 求めさまよう亡者の影」「精悍な顔つきで構えた銃は 他でもなく僕らの心に突きつけられてる」というフレーズが耳の底に残る。曲名は『triangle』。作詞作曲は市川喜康。寝転がっていた身を思わず起こしたのは、昨年の紅白のさだまさし『遥かなるメリークリスマス』以来。

2005.8.27
仏教超宗派の電話相談をしている方からお話をうかがった。講師派遣の依頼がくるそうだが、希望として宗派のお話ではなく広く仏教を語ってほしいとよく言われるという。講師依頼ならご縁のある寺に頼めばよさそうだが、寺は敷居が高く、信頼もあまりなく、それ以上に、宗派色の強い話は敬遠される傾向があるということ。教養としての仏教は人気がある。でも宗教としては忌避したい。そこで求められているのは仏教的ではあっても仏教ではない。

2005.8.26
お中元にいただいた業務用の洗濯洗剤一袋を納戸にころがしている。その香が書斎まで漂ってくるが、涼やかな感じがするのはなぜだたろう。洗剤なんて一年中使うものなのに。クーラーのない書斎でこの夏を乗りきれたのもその香のおかげ。

2005.8.25
関東地方を台風が直撃という予報を受けて、予定されていた会議が二つ延期になった。雨が強くなるに従い、廊下で雨漏り。業者さんを待つ間に原稿書きを、とMacを立ち上げると、システムが不調で、いくつかのアプリケーションが立ち上がらない。修復ソフトをつかってもダメ。HDの初期化を余儀なくされた。Macって、OSXになってからはふだんの安定度は格段に良くなったのに、一旦調子が悪くなると修復ソフトでは対応できないケースが多い気がする。

2005.8.24
東京教区基幹運動常任委員会。来年からの本山の新運動計画書案を検討する。計画書といっても分量はわずかなもので、おおまかな方針を示したもの。だからこそ、かなり本質的な点に批判的な指摘があがる。これ、10月末に意見書を提出しますが、それ、生かされるのでしょうか。かなり時間的に厳しいような気がしますが。

2005.8.23
アーユスが季節ごとに発行している檀信徒向けのリーフレットの秋号が納品。しかししかし、中の文章のタイトルに誤植が・・・。複数の目で校正しているのになぜ。とても見逃せる箇所ではないので、訂正シールを貼って対応することになり、スタッフみんなに加えて出入りの業者さんの手も借りる。アーユスの印刷物から誤植が消えるのはいつのことだろう。

2005.8.22
延立寺法話会。講師は菅原智之師。人柄が法話に反映してなんともまあるい空間が現出しました。曲がった松の枝をまっすぐに見る、ということを体現している方。

2005.8.21
カーナビのVICS問題がついに解決。すっかり故障していると思い込んでいたが、これ、FM文字情報の設定をNHK-FMにしなくちゃいけないのね。私はTOKYO-FMに合わせてました。人に教えられたのですが、もちろんマニュアルにもちゃんと書いてありました。マニュアルを読まないという私の悪癖はMacを愛用するようになってから身に付いたもの。

2005.8.20
今朝、そういえば返信しなければいけないメールがあったんだ、と思い出してMacを立ち上げると、送信済みボックスに書いた記憶のないメールがある。???よくよく思い返すと、夕べ酔って帰宅し、メールチェックをした時に返信も書いていたんだ。文面は・・・間違ったことは書いていない。しかし心なしか強気で断言口調。今回は大過なかったが、危険だなあ。酔った時にメールを書いちゃいけない。メールチェックも避けたほうがいいか。

2005.8.19
8月6日に築地本願寺で開かれたイベント『他力本願でいこう!』、1500人の集客。まさしく職員の言う通り、築地にこんなに若い人が集まったのはhideの葬儀以来。それを実現した広報の主力がSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)だったとか。その威力に心底驚いた。日頃、宗教におけるネットの重要性を説いている私ですが、私自身がネットの力を全然知っていなかった。で、私も遅ればせながらmixiに参加しました。まだ様子見ですけど。

2005.8.18
映画を観る習慣が身に付いてきた。今日選んだのは『グッバイレーニン』。いやもう、ラスト近くのウソニュース、そしてそれを観る母子の姿に泣けた泣けた。あるべきだった、自分たちが望んでいた誇り高き未来。自分たちは勝たなかった。でもそれがあの日々の全否定にはなりはしない。勝ち負けとかで測れないところにわれらの生はある。

2005.8.17
夜、秋の虫の音が聞こえてきた。お盆が過ぎたとたんに。

2005.8.16
子ども三人を送り届けた坊守の実家にて地震に遭遇。大きくはないがゆらーりとした気味の悪い揺れが30秒くらい。この地震でたしか10cmの津波が発生したとの報道があった記憶があるんですが・・・それって普通の波とどう区別するの?

2005.8.15
極真会館の松井章圭氏の評伝『一撃の拳』を読む。私の世代は極真空手に特別の思い入れがある者は少なくない。それだけでなく、私は極真空手と浄土真宗ってその変遷から現在の立ち位置に至るまでとてもよく似ていると思っている。酔ったときにはよくその自説を開陳するのですが、誰も理解してくれません。いつか文章にまとめますので。

2005.8.14
お盆のお参りであきる野を車で通るが、サマーランドに向う滝山街道、そしてそこに繋がる圏央道が大渋滞。私は反対方向なので影響はなかったが見たところ全然動いていない。この車の子たち、プールに入れるのはマジで数時間後だぞ。ここからだと歩いていったら15分くらいだと思うんだけど。

2005.8.13
車の中では『風味堂』のファーストアルバムがヘビーローテーション。ブギウギスタイルの弾けたピアノに開放的なボーカルが心地良い。これに能天気な曲が加わればデビュー当時のスターダスト★レビュー。私のツボをピンポイントで突いてくる。

2005.8.12
ずっと気になっていたドキュメンタリー『日本鬼子』をやっと観られた。2000年制作というのはどうだったんだろう。これがもし、30年前に撮られていたら、全然違った意味を持っていたはず。1970年制作版があればなあ。でも今話すことの意味は、証言者たちの表情からも分かる。DVD化を望みたいが、難しいだろうこれは

2005.8.11
本日、わが地区は雑誌・雑紙収集日。山とたまった紙類を紐で縛って集積所に持っていくと・・・そこに鎮座していたのは『じゃりん子チエ』全67巻。んー・・・、これ、捨ててあるんだよね。いや、資源として出されたんだから捨てたんじゃないのか。でも・・・としばし迷った。というのはウソです。迷わず持ち帰ってしまいました。すみません。でも本日私が置いてきた雑誌類は量にして5倍はありますのでお許しください。

2005.8.10
今年初めてツクツクホウシの声を聞く。夏の終りが近い事を知らせる声。ヒグラシは遅かったのに、ツクツクホウシは例年通りですね。虫ケースのカブトムシも次々に死んでいく。君たちの役目は果たせたのか。

2005.8.9
何ヶ月ぶりか思い出せないほど久しぶりに映画館に入る。『マラソン』。小品と言っていい。韓流ブームがなければ上映されることはなかったでしょうね。主人公役の男優は自閉症を実に細部まで演じている。それが分かるのは潤のおかげ。得した気分でもある。

2005.8.8
DVDで遅ればせながら『スウィングガールズ』を観る。大笑い。なんかね、もう、中心メンバー以外の傍観していた奴らが合流していきなりちゃんと演奏できちゃうあたりのありえなさがむしろ好感してしまうのも、確信的に『ウォーターボーイズ』をまるまる踏襲した二番煎じがむしろ好感してしまうのも、上野樹里の力かなあ。若さの力ってやつかなあ。

2005.8.7
前住職の二十三回忌、前々坊守の五十回忌を家族だけで勤める。その後、外で会食。ちょっといい店にいったのだが子どもの食べるものがありません・・・。凝った味付けがうちの子どもの口には合わないんです。あらためてファミレスって本当に平和で偉大だと思う。

2005.8.6
先月30日に受けた奇妙な電話の件について、解明するメールをいただいた。正体は、ADSLの信号状態が悪いことによるゴーストだって。基地局が遠いとこういう現象が起こるとのこと。へー、ぜんぜん知らなかった。御教示ありがとうございます。

2005.8.5
学習会学仏舎に出席。ほぼ毎回出席しているが、今年は特にディスカッションが活発だった感がある。自分の生におけるテーマをお持ちの方があり、また、どんな発題もしてもいい雰囲気があり、それを受けとめられる懐があり。この環境を作った池田行信師の力量が反映されている。

2005.8.4
朝、都心へお葬式に車で向う。通勤渋滞を考えて早めに出たのがよかった。いやはやいつもは混んでても一時間半の道が二時間半かかり、危うく遅刻するところだった。世間は夏休み前進行の仕事が多いんでしょう。午後には八王子のお寺に法話出講。聞き上手な皆さんです。

2005.8.3
サマーキャンプ二日目はクラフトとゲームで半日過ごしました。前日の打ち合わせ時には、ちょっとプログラムのネタが少なくて時間を持て余すのでは、との心配もあったのですが、子どもたちはこっちの思惑を超えてたっぷり遊んでくれます。全日程も無事事故なく終了。この夏休み、家族で出かけるのもこれだけで終りそう。それもまあいいでしょ。

2005.8.2
多摩組サマーキャンプに子ども三人、坊守そろって参加。小学生の子どもの参加は60人ほど。盛況です。キャンプファイヤーでは、昨年までは恐怖に震えていた次男が落ち着いて参加できました。何がおこるかが分かっているものには対応ができるように成長してます。

2005.8.1
まだ羽根を濡らしたままで半透明の体のセミが土の上にうずくまっている。飛ぶ力がないのか、つまんで網戸に引っ掛けておいた。二時間ほどでだんだんと羽根に張りがでて、全体に茶色さが浮いてきた。もう大丈夫かと木の枝に乗せてやると、羽ばたかせて少し飛び上がったものの、すぐに土に落下してしまう。やはり最初から体力がなかったのか。土から出るのが遅すぎたというのが息子の説。

2005.7.31
都市開教(首都圏でお寺のない地区に新しくお寺を建てて活動する)を進める西村信也師の話を聞く。本願寺派では現在、首都圏に寺を増やしていこうという姿勢があるが、現場の事情からするとまったく非現実的でしかない。すべきはなぜ寺を建てるのかという原点を問い続けること。そうすれば土地建物に何億も費やし、そのために葬儀に明け暮れるという悪循環とは別の道も開けてくる。

2005.7.30
朝、電話が鳴った。はい、延立寺です、と受話器を取ると、受話器の向うから小声で答えるような声がしたあと無言。あの、延立寺ですが、と話しかけると相手の声が重なって聞き取れない。すみません、声が小さいようですが、と話しかけてもまた相手の応答が重なってしまう。その後は無言。そのやりとりを繰り返して気がついた。これ、私の声が少し遅れて反射しているだけじゃないか。なんですか、いたずら電話としても変わってるな。

2005.7.29
るるぶ『八王子市』号。当然のことながら知ってる店が満載ですが、落としちゃいけない店がいくつか載っていないので取材力にいまいち信用がおけない。その第一が、犬目のラーメン屋、むらたや。他にも紹介漏れの名店がいくつかある。あ、延立寺も載ってないじゃないか。

2005.7.28
都内組長・教区会議員の方々との懇談会出席のため熱海へ車で向う。八王子バイパス、橋本近辺、湯河原、そして熱海前がなかなか進まない。こんな暑い日、海辺への道は混んでいるだろうとは思ったが、しかし橋本近辺の大渋滞はまったく予想外。たっぷり30分遅刻してしまった。それにしても、カーナビよ。君のVICSはここのところずーっと機能してないんだけど、どういうことかね。故障かなあ。

2005.7.27
朝、苦情の電話をいただいた。うちの寺ではなく、同じ宗派の他寺に墓参に行った時のこと。そこの住職の暴言をはじめとするあまりに非常識な応対に憤懣やるかたなく、同じ宗派にそのような寺があることは大変なマイナスではないですか、と御忠告とともに訴えてこられた。おっしゃる通り。その住職の奇行、実は以前に他からも聞いており、どうしたものかと同宗派の仲間と頭を悩ませているところ。今のところ妙案なし。いろいろな意味で、情けない。

2005.7.26
近所のレンタルビデオ屋の品揃えが寂しい。しかし、他の店は少々遠く、借りに行くのもそれ以上に返すのも面倒、というわけでDVD宅配サービスを申し込んだ。少々割高だが返却はどこの郵便ポストでもOKなので。しかし、希望のタイトルを在庫のある奴から発送するシステムで、そのタイトルを20以上挙げてくれとのこと。書きだしてみると・・・10で力尽きた。見たい映画っていっぱいあったはずなのに、どんどん忘れてしまっている。

2005.7.25
法話会。講師は池田行信師。理不尽な現在をどう生きるか。「被害者という自称」からの解放、というここ数年の私のテーマに、「共業」という視点をもって応えてくださった。たまたま初めて聴聞された方から「とても具体的にお話いただき、心からうなずかされた」と感想をいただいた。そう、現実と切り結ばない法話に何の意味もない。

2005.7.24
『DEATH NOTE7巻』やっと購入。一読、ええ?Lが殺されちゃったよおー。まあなあ、Lとライトがあまりに同質で手詰まり感があったのは確かで、打開のために強力な悪智&後継者を出してくるのはジャンプの王道ではあったよな。

2005.7.23
午後4時半過ぎ、大きな地震。私はちょうど読経中。ふだんは少しくらいの揺れならかまわず読経を続けるのですが、さすがに中断、内陣へ上がりロウソクの火を消して、御本尊が倒れないか注視。長めの揺れにも倒れたり崩れたりするものはなかったのでその程度だったのでしょう。まあ本堂内は境内で一番安全な場所のはずなのですが、

2005.7.22
延立寺役員会。上半期の振り返りと後期及び次年度の計画を話し合います。途中から会食に移ったのですが、ここでもアイデア出しは飲みながらの方が活発になるみたいです。次回からは始めからそうしませんか。ってしつこいか。

2005.7.21
出版会議。この会議から生まれた第一弾出版の記念慰労会を開く。会食の最中も話題は本。アイデア出しは飲みながらの方が活発になるみたいです。次回からは始めからそうしませんか。

2005.7.20
あの、カブトムシ集合事件に味をしめて、あれから夜はカブトムシケースを外に出しているんだたけど、一回も再現しない。やっぱり餌に誘われたのではなさそう。最初の一匹が、捕まった時にSOSを発したのに呼応したんだろう。しかし住んでみると餌もあるしけっこういいとこじゃん、というわけで落ち着いてしまった、というところではないか。

2005.7.19
パソコン用のスピーカーをタイムドメインminiからタイムドメインlightに交換。音的にはminiの方が余裕がある感じ。しかし見た目はlightの方がずっと品位があり、ディスプレイ周りがすっきりした。Mac環境向上計画の第三弾。さて、miniの移転先を考えなければ。しまい込むのはかわいそうだし。

2005.7.18
神保町三省堂にて『言論統制列島』発刊記念のトークショー「レッテル貼りはいけません」を覗く。話者は著者の森達也、鈴木邦男、斉藤貴男のお三方。森氏はすこしお疲れの様子。しかしそれが鈴木氏の朴訥な語りとあいまって、まったりとした笑い絶えない会となりました。

2005.7.17
昨日、境内で大きなカブトムシを一匹発見。捕まえて土と餌とともに虫ケースに入れて外に置いておいた。今朝、カブトムシの様子を見に行くと、ケースの外にカブトムシが4匹も集まってきている。なんでまた。いったいどこから。餌の匂いに釣られたのか。仲間を助けにきたのか。もちろん揃ってケースの中に入れましたが。

2005.7.16
私が所属する消防団をこの春に引退された方の慰労会。実に勤続19年。20年続くと表彰ものなんだけど、仕事の事情で仕方なく引退を余儀なくされた。私も数えてみると今18年目。20年を狙えますがさあどうでしょう。店を出て、ほろ酔いもあって足をすべらせ。ちょうど石段の角に派手に尻餅。一瞬悶絶。どうも骨には影響なさそうだが。

2005.7.15
Mac環境向上計画第二弾。PowerBookG4に無線LANカードを入れた。うわ、茶の間でネットにつながるよ。それだけじゃなくて、外でも無線LAN環境が整っているところって想像以上に多いんですね。こんな快適なカードをなんで今まで入れていなかったのか不思議。これでPowerBookG4への愛着もひとしお。

2005.7.14
息子が使っているMacのディスプレイから異音が発生。12年前に買ったradius17インチ。いよいよ寿命か。ああ、仕方ないなと私はニンマリ。今私が使っているEIZO21インチを息子に譲って、私はMacの23インチ液晶ディスプレイを購入です。ずいぶん前から買い替えたかったけど、長持ちするんだ、radiusもEIZOも。宏大な空間を得て、能率も見やすさも格段に良くなった。

2005.7.13
Dorlisのセカンドアルバム購入。切なさ溢れる声が染み入る。

2005.7.12
9月9日に築地本願寺ブディストホールで開く平和のつどいの準備会議。チラシのコピーがなかなかこれというのが出てこない。結局決まったのが「人間の壊し方」。メインがパレスチナを取材しているジャーナリストの講演で、彼が雑誌に書いた原稿のタイトルをそのままいただきました。

2005.7.11
早朝4時頃、ヒグラシの声。今年初めて聞く。例年よりずっと遅いんじゃないか。

2005.7.10
延立寺盂蘭盆会法要。大勢様お参りいただきありがとうございました。法話は寺報に書いた「私たちは視点を提示されないとものごとを認識さえできない」ことをお話しました。このところこればっかり。

2005.7.9
八王子憲法9条の会の市民討論集会のシンポジウムにパネリストの一人として出席。私が話した事は、「人は不安に引きずられる。不安を解消する唯一の方法は、知る事。そして他者への、広い意味での関心を持ち続けること。不安を高めている大きな原因は他者への無関心ではないか。」場違い感ありあり。私が坊主だからでしょうが「知る」を「死ぬ」と聞き違えて激怒する人もいるし。監視社会をよしとしていると誤解されるし。監視社会って無関心の産物だと思うんですが。まあしかし、ちょっとくらい違和感があったほうが集会としては幅があっていいんじゃないですか。

2005.7.8
調布のお寺の法話会に出講。まとめに至ってまたまた収拾がつかなくなってしまった。今回はしっかり原稿をつくっていったのに。やはり目の前の人の反応に引きずられてしまうんです。自分が予想した反応が得られないと、じゃあこれでどうだ、と予定外の話を持ち出していって結局論理の一貫性がなくなってしまう。いやはや。また頭を下げて帰ってきました。

2005.7.7
寺報発送。なぜか6月号。

2005.7.6
墓地に蜂が舞っている。先日退治した所とは別の場所。蜂を追っていくとやはり一つの墓石のはがれた目地から蜂が出入りしている。その隙間に殺虫剤を吹き入れるとカロウトから響いてくる蜂たちの唸り声。少しして音が落ち着いたところでカロウトの蓋を開けてみると・・・絶句。カロウトの中のほぼ3分の1を占める白く巨大な蜂の巣。形状も大きさも牛の乳房そのもの。そしてその下には佃煮状態となった無数の蜂。いったいこの巣を作るのにどのくらいかかったんだろう。

2005.7.5
九州二日目。不思議なくらい 雨にあわずに行程を進めてきたが、最後の湯布院の美術館に向う途中で大雨。しかも、たどりついた美術館が休館日。ありえないだろ近畿日本ツーリストさん。確認もれですか。まあ美術館行くよりお詫びにもらった明太子の方がよかったという方もあったわけですが。

2005.7.4
延立寺旅行会で別府へ。国宝の富貴寺や両子寺を訪れるが、なんといってもハイライトは本願寺四日市別院。境内に進むと、おそらくは学童保育の子どもたちが口々に「こんにちは!」と挨拶をしてくれる。「どこから来たの?」「え?東京?ありえないー」と歓迎してくれた。もうびっくり。子どもたちがこんなに揃ってオープンマインドなところはまったく記憶にない。心底驚き、うれしかった。

2005.7.3
知人の結婚披露パーティー。僧侶として、20年前から型破りであり続ける彼の新出発の空間は、彼の人柄をそのまま反映して本当に心地良い。

2005.7.2
バッグの中に、読みかけの本がない。最後に読んだのは・・・昨夜。しこたま飲んだ帰りの電車の中だ。あー、また置き忘れをやっちまったか。この一年で二回目。こんなこと少なくとも三年前までは考えられなかったのに。

2005.7.1
八王子市立中学の障害児学級を見学。潤が進むのはまだ3年あるがぼちぼち情報収集。うーん、障害児というのは健常児以上に個性が際立っているし、勉強の得意不得意も通常学級より幅が大きいので、教える方は大変だなあとあらためて認識した。

2005.6.30
僧侶研修会三日目は三栗章夫師による「本尊論」。博覧強記の三栗師。こんな人材が無名でいる教団というのは、奥が深いのか、見る目がないのか。

2005.6.29
プロ教師の会、諏訪哲二師をお招きして、近著「オレ様化する子どもたち」で論じられた子どもの社会化をテーマにお話をいただく。プロ教師の会はその一連の著書名から保守反動教師グループと誤解している人がまだ多くいるが、実際の主張はきわめて穏当でありニュートラル。教育現場を見ずして語られる教育論がいかに無力であるかを整理した上でおとなの覚悟を問う。

2005.6.28
僧侶研修会第一日目は並平恵美子師による『日本人の死のかたち』講義。実に実に温厚な方。質疑応答で主催者側が冷や汗を流すような意見が出されても、穏やかに受けとめてくださる。それはフィールドワークに基づいた御自身の研究への確固たる自信からくるもの。

2005.6.27
BrownBottleTalkの第二回目。渋谷「花のえん」にて、NGOと僧侶が語り合う夜。今回のゲストはコリアNGOセンターの郭辰雄氏と浄土宗僧侶の佐山哲郎氏。テーマは「怒り」。ゲストもテーマも自信ありだったのに司会役の私が早々に飲みすぎ、喋りすぎ。御参加のみなさん、本当にすみませんでした。次回はこのようなことにはけっしてならないよう心しております。いや本当に。私、心底残念に思ってるんですから。

2005.6.26
墓地に蜂が舞っている。巣はどこだと蜂たちの動向を追って、ひとつの墓石からと判明。古くなって剥離した目地の隙間から蜂たちが出入りしている。たいへん心苦しいところだが事故になる前に殺生を敢行。隙間に殺虫剤をふき込む。と、墓石の底から苦しむ蜂たちの唸り声が響いてきた。それは3m以上離れてもはっきり聞こえる。いったいこの墓石の下に何匹の蜂がいたんだろう。

2005.6.25
もう今年も半年が過ぎようとしているのに延立寺ウェブサイトのBook欄が全然更新できていない。机の脇にそびえる横置型ブックスタンド二本の、一本には紹介したい本、もう一本には未読の本を山積みにしている。どちらもとっくに飽和状態。

2005.6.24
三浦の寺の総代・世話人の方々と僧侶共々の研修会に出講。寺側と門信徒とのコミュニケーションの取り方がテーマの一つにあがる。ポイントはたぶんただ一つ。僧侶側の自己開示。それが出発点であり、最大の柱。

2005.6.23
青年布教使の研修会企画会議。内定している講師は、その業界内では超有名人。しかし我々の世界ではまったく無名。業界関係者に案内すれば会場は満杯になるだろうけどそれは趣旨からして違うだろう。でも内輪だけの案内だと正直動員があまり見込めずもったいない。いや、講師の魅力を内輪にも分かってもらえるような案内ができればいいんだけど。

2005.6.22
午後、また京都へ。一日ぶりの京都は・・・相変わらず暑い。東京を出た時は雨。折畳み傘が見当たらずに持ち出した長い傘をぶら下げて歩くのがマヌケです。法兄との実に楽しい学びの余韻を楽しみながら終電にて日帰り。

2005.6.21
お晨朝でのお取り次ぎでお役終了です。布教使仲間ではお晨朝が一番やりにくいという話をけっこう聞くが、私は逆。なにより余計なことを一切言わなくていいのが、かえって話を組み立てやすくて。
昼に自坊へ戻り法事を勤め、夕方からアーユス総会。

2005.6.20
総会所での法話は本日が最終日。で、緊張感がゆるんだか、昼の座ではしょっぱなから言いたい言葉が出てこない。論理構成もめちゃくちゃ。話しながら自分でそれが分かっても修正がきかない。出直してまいります、と頭を下げた。私、自坊でもそうなんですが、婦人会例会など、緊張感がない場所ではなぜか言葉につまることがよくある。私にとって言葉って異物なのかもしれない。

2005.6.19
お晨朝では「末代無智章」をもとに法話。退出後、出勤されていた方から、無智と無知を混同している、と指摘をいただいた。うーん、「私たちがものを分かるということは情報の量とは関係ない」という、無智(真実がない)をターゲットにした話をしたつもりだったんですが、混同していると受け取った方がいたというのは話し手の未熟。
夜、大浴場で入浴中に消灯された。もちろん、時間を過ぎて入浴していた私が悪い。が、非常灯もついていないため、手探りで浴衣と下着を探して着衣。災害の時なんかは危ないんじゃないかな。

2005.6.18
お晨朝は御門主が御出座。そのせいもあってか、お参りが満堂に溢れている。そこでお話をさせていただくというとても貴重な縁をいただいた。テーマは「明るい闇」。

2005.6.17
布教二日目。夜の座は各地よりおこしの念仏奉仕団の方々で盛況。喜んで法話を終えて控室に戻ると、係の職員さんが何か言いにくそうにしている。「あの・・・黒板の『悪人正機』が『悪人正樹』になってました」え?ええ?!な、なんで。考えられない。ありえない。いやー、その瞬間俺は何を考えていたんだろう。そんなこと俺は絶対にしない、なんてことはほんとにないんだな、どんな間違いだってしかねない私と思い知らされた。

2005.6.16
早朝に東京を発ち、本日より5日間にわたって本山にて定例布教の講師を務める。講師部屋に入ってまず試したのがメール環境。電話ジャックにケーブルを繋いでゼロ発信で試してみると・・・だめ。うーん、パソコンを抱えてフロントへ行き、メールチェックできるところはないかと聞くと分からない、という。ほんとかよ。ちょっと不親切を感じてしまいます。結局カードモデムを持参していたのを思い出し、携帯でチェックできました。メールに完全に依存している私。

2005.6.15
東青僧40周年記念パーティー。新門様の御挨拶、ただの簡単な祝辞かとおもいきや、5分近く語っていただいたか。看過できない世間のありように強い批判の声をあげて行動していくのが青年僧の責務であり、それを先輩たちは充分にフォローと後押しをしていただきたい、という趣旨の力強い言葉、思わず聞き入った。

2005.6.14
霞が関はクールビズ一色。さすが官公庁の街。クールビズだからといって新しいおしゃれが生まれたわけでもなく、ただ上衣とネクタイを外しただけという方が主流ですが、それもまた自然でよろしいのでは。

2005.6.13
茨城のお寺で門信徒と僧侶の合同協議会。テーマは今、寺に何を求めるか。何も求めない、という答が第一に。充分なことをされているのでこれ以上は求めない、という有難い御意見もあったが、いや、教えと日常の接点が見えないんだという厳しい御意見を重ねていただいた。実はこの声、30年以上前の研修資料にすでに現れているんですが、その後われわれは何をしてきたんだろう。

2005.6.12
八王子の古本屋で井筒俊彦著作集全巻が納得の安値で出ていたのでつい購入。まず読まないだろうけど。その置き場所づくりもあって本を少しばかり処分。1000円になりました。たぶんBookoffならいいところ600円くらいだろうからこちらも納得。

2005.6.11
高校のクラス会。毎年恒例でメンツは9割が常連。変わった様子もみえませんがそれでも一年経てばそれなりの変化もあります。私の一年のうちで、一番まったりとすごす時間かもしれない。一人でワイン二本空けて、例によって記憶を飛ばして、また来年まで生きててね。

2005.6.10
陶鎔小へ読みきかせ。今回は一年生が相手で、作品選びにちょっと苦労する。選んだのは『ともだちほしいな おおかみくん』。読み終わってすぐ声があがる。「ぼくはおおかみと友だちにならないよ、絶対裏切るもん」。うん、どれだけの「裏切り」に会ってきたんでしょうね。なんか微笑ましくも思いました。

2005.6.9
「新しい老人介護」のテーマで三好春樹氏の講演を聞く。新しいとは原則に帰ること。老人が自分の体の主人公になることの重要性とそれが可能であることを御自身の経験と実績をもって語る。人間は関係的世界にいる、という縁起観を、坊さんはどれだけ実感をもって語ってきたかの自省も迫られた。

2005.6.8
マウイの友人宅へ遊びに行った時に初めて行って、アメリカ人の食料品購入単位が桁違いであることを目の当たりにさせられた店COSTCOが八王子の外れにオープン。いやもう異次元空間。ふつうの家なら庭からはみ出るだろうと思わせるビニールプールが9800円。名前も聞いたことのないメーカーの家電も安い。思わず冷凍庫を買ってかえろうとして思いとどまったのは正解だった。あの店ではコンパクトに見えたそいつ、寸法を測ってみるとうちの台所の1/3のスベースを占めてしまう。

2005.6.7
隣の学区の小学校へ読みきかせに。5年生を相手に今回も『ベロ出しチョンマ』。みんな静かに聞いてくれるのだが、前回の6年生に比べるとくいついてくる空気が非常に薄い。これ、歳の差だろうな。5年生にはちょっと難しい話だったかも。5年と6年の一年の差はけっこう大きい気がした。

2005.6.6
すべての寺で少年教化を、という壮大というか無理めな目標を掲げた会議後、飲み会に流れる。気の合う相手と飲む酒は楽しさに比例して記憶がなくなる。有意義な話をしていたはずなんだが、実にもったいなくも残るのはその感触だけ。まあそれだけでもよしとするか。

2005.6.5
『毎日かあさん』(毎日新聞社)を読む。なんで今日まで手に取らずにきたんだろう。ここ2〜3年、私を最も泣かせ続けている西原理恵子の作品なのに。おそらく表紙が地味だったからでしょう。マンガを立ち読みできないシステムはこういう弊害を生むのですよ。よくある育児マンガとの先入観を裏切り、同ジャンルの王道でありながら突き抜けたギャグと毒と哀切という西原技満載。やっぱり今この人に付き合わない手はない。

2005.6.4
葬式にうかがった先で、ご親戚の方が最近母親を亡くされたんだけど、故人の希望で土葬にした、との話を聞いた。場所はたしか茨城。葬儀社が役所に許可をもらいにいっても脚下されてしまうので、息子さん自ら役所職員に故人の堅い遺志であることを説明、保健所職員が埋葬予定場所を確認してやっと許可がおりたとのこと。棺桶は普通のをつかったそうで、穴を掘るの大変だったろうな。葬儀社も初めての経験だったそうで昔の文献をひっくりかえして手順を再現したそう。あー、同席したかった。

2005.6.3
長岡戦災資料館見学。ボランティアの戦災体験者、清水さんの話を聞く。館内に展示してあった米軍のビラ。「近日中に長岡を空爆します。早くここから逃げてください。私たちは一般人を傷つけることを望みません。私たちの的は軍部なのです・・・」長岡のどこに軍部があったのかね。アメリカって全然変わってねえな。一般市民を二千人近くも虐殺しておいて、われわれはあなたたちの味方だって?

2005.6.2
新潟長岡にて会議。新幹線の車中、執筆途中の原稿書きの続きをしようとPowerBookを開けると・・・自前のデータフォルダが空。???な、なに?何がどうしたんだ?ウイルスにやられた?いやいや、考えられることは今朝、メインのデスクトップのデータを移したときに何か誤動作をしてしまったんだろう。寺の元データはだいじょうぶだろうな。まあ他にパックアップもあるし大過はないだろうけど、大きな喪失感はぬぐえず。

2005.6.1
法衣を衣替え。見た目に涼しいがなにより軽いのが、最近肩凝りがちの私にはうれしい。教区相談員の歓送迎会を開いてくださった。 スマートな今の20代世代からは私の飲み方などはただみっともないだけだろうな。まあ、慣れてください。

2005.5.31
延立寺の広間に「還」の書がかかった。書家、菊池春桂氏の作品。流れる水のごとく躍動する筆は、いうまでもなく「還相」の自在さを連想させる。

2005.5.30
愛用の手帳は一日一ページ型。けっこうスペースがあるので日々の予定の他なんでも書き込んでいる。その時々の思いつきのメモにも。しかし最近読み返してみても意味不明の言葉がたびたびあらわれるようになった。先日の日記の余白には「まっすぐ行くとズレるんだ」と大書き。いったい俺は何を残したかったのか。このメモを何に生かしたかったんだ。

2005.5.29
愛用のMac、PowerbookG4の調子が悪い。トラックパットがいうことをきかないし、スリープ中に異音がする。3年付けていた延長保証もこの冬で切れてしまったし、そろそろ買い替えなのかな,と考えていた矢先、Powerbookを入れていたデイパックが肩から落下!Powerbookの角が破損し、底蓋が大きく歪んでしまった。タイミングがよすぎるけどこれで買い替え決定だな、と一応動作を確認してみると、液晶は無傷。それどころか正常に立ち上がって、不調が解消している。落下のショックが吉と出たみたい。角の破損をボンドで直して、もうちょっとこの子には働いてもらいます。

2005.5.28
寺の前の道が渋滞している。原因はおそらくサマーランド前から戸吹へ通じたトンネル。ゆくゆくは新滝山街道へ通じる予定だがまだ途中で止まっているために高尾街道が滝山街道のバイパスになってしまった。

2005.5.27
出版会議。内容に対して内部から批判もあった『いきなりはじめる浄土真宗』が書評で絶賛されて重刷。教団内外の価値観の滑稽なズレという事実をちゃんと踏まえれば出版に限らず次につながるんですが。

2005.5.26
体重が軽くなったのに気を良くして、ウォーキングシューズを買ってしまった。車依存生活を少しづつ脱するために。小さなことからコツコツと、だけじゃダメ。そこに達成感が必要なんです。ほんの少し先の目標を重ねていくのがやはり実践的。

2005.5.25
東京教区基幹運動前期合同協議会。各組からの報告を中心に粛々と進行。全体協議会ではあまり御意見をいただけない。テーマ設定が悪かったでしょうか。

2005.5.24
東青僧研修会できくちゆみ氏の話を聞く。脱戦争の方向を生硬にではなく柔軟に示唆してくださった。金の流れを変えることが肝要。それにしても大事なのは、知ること。

2005.5.23
延立寺法話会、自分でお話させていただく。途中で質問というか御意見をいただいた。本堂の荘厳になぜ生花を使うのか。花は野においてこそ美しいもの。食べ物のように自分の生死に関わるものならまだしも、目で楽しむために生物を斬るのはエゴではないか、と。その話題でけっこう盛り上がる。我が身の事実をどういただくかの線引きの問題。人はパンのみにて生きるにあらず、という他宗教の言葉だけでは御納得いただけないでしょうか。

2005.5.22
八王子いちょうホールにてアート展『レインボースープ』の最終日。八王子近郊に住む障害をお持ちで芸術表現活動を続ける方の作品展です。空間全体のまったりさの心地よさはここで時間を過ごすにつれて増してくる。こういう場をつくりあげられたことに私は主催者側の人間としてけっこう満足。

2005.5.21
ダイエットを志して一ヶ月半。体重は本日、ほぼ5年ぶりに80キロを割りました。79.8キロ。5.5キロ減。順調です。何をしたかと言えば、実はラテラルサイトレーナーはとっくに挫折してました。乗り換えたのが体重計ダイエット。食事制限いっさいなし、運動も必要ない、という実に実に画期的な方法。することはただ二つ、毎日体重を計ること、そしてその数字をグラフに記録すること。それだけ。それでホントに効果あったんですよ。興味をおありの方はこちらや、こちらや、こちらの別冊をごらんください。

2005.5.20
村椿菜文さんから『Vegetable Soup』創刊号が届いた。横浜野毛のバー、バラ荘を視野にいれた風景の切り取り方が、各人それぞれのある部分の表出になっている。野毛の街、どっか八王子を思わせる、いや立川かな。

2005.5.19
東京教区基幹運動推進委員会の第一回常任委員会。任期が替わる年なので、新しいメンバーでの出発です。私は教区相談員に立場を変えての出席ですが、いやしかし会う人ごとが、大丈夫ですか?と心配してくださる。みんな優しいなあ。お言葉に甘えて、皆さんには遠慮なく御協力を仰ぐつもりですので御覚悟の程をよろしく。

2005.5.18
スリランカからサルボダヤ運動の提唱者、アリヤラトネ氏が来日。氏を中心に新宿常圓寺でシンポジウムを開いた。村の開発において、具体的なプログラムを実施することでブッダの教えを実践している。NGO界の人達が予想以上に来てくれて反応も上々。反面、仏教者の入場が予想を下回ったのが残念。んー、日本の仏教者って海外、特に南方の仏教への関心が異様に低いような気がするのは気のせいじゃないと思う。

2005.5.17
隣の学区、川口小学校へ読みきかせの応援に出向く。相手は6年生、私が選んだのは『ベロ出しチョンマ』。ある意味切り札を最初に持っていきました。時間に教室に入ると1/3くらい空席があって、着席している子も気が入っていない感じ。まあこんなもんかな、と勝手に定刻に話し出すと途中から体育の着替えをすませた子たちが入ってきた。始めたのがちょっとフライング気味だったよう。申し訳なかったですが、子どもたちはとても集中して聞いてくれている。しかし『ベロ出しチョンマ』、読んでいるこっちが泣けてきてちょっとヤバかったです。

2005.5.16
車の下取り業者から営業電話が入った。お宅に不要の車はありませんか、と。ああちょうどよかった、庭の車持っていってよ、なんてケースがそうそうあるとは思えないんだけど。あまりにも不効率的営業のような気がしますが。

2005.5.15
法事から帰ると境内にパチンコ玉大の氷玉が散乱。大量に雹が降ったんだそうだ。ちょうどその時間は国立でお勤め中。降っている最中を体験できなかったのが良くもあり、残念でもあり。
犬目にあって家族で本当にお世話になった食事処「古代」が道路拡幅のために閉店。最終日の今日は一日中満席です。なんとか地元で復活してほしいなあ。

2005.5.14
堀の内斎場にて通夜。もちろん道は分かっているが、時間に余裕があったので、カーナビがどんな道を誘導するか試してみた。環八から五日市街道へ入るのは予想通り。しかし目的地近辺で路地に入ってからがアナーキー。え、ここ入れって言うのか?どう見ても原付が通るのがやっと、大型二輪だって不安。愛車ラパンは無理ですよ。一筋迂回して検索し直すが、またも幅ぎりぎりの道へ誘う。道を知ってるのは分かったから、次は車が通れる道を教えてくれ。

2005.5.13
JR西日本への記者の詰問に関して、所属する読売新聞の部長がお詫びの談話を出した。あの高圧的な態度へは、少なくとも5年前なら週刊誌で揶揄される(今回の週刊新潮のように)だけですんでいただろう。それがお詫びにまでいたったのはやはりネットの反応が大きい。ネットが確実に社会の基礎に位置づけられるにつれ、気のせいかパランス感覚も養われつつあるように思うんだけど、楽観的にすぎるかな?

2005.5.12
今年度より、基幹運動東京教区相談員(という名称からは悩み受付とかカウンセラーとかだと思われるでしょうが、そういう仕事ではぜんぜんなくて、教区行事の企画部長のようなもの)を勤めることになり、少しづつ引継が始まった。手探り状態で周りも頼り無さげ。よしなにどうぞ。夜、Brown Bottle Talkの企画会議。自己開示に至る真摯な話し合いになって、高校時代の喫茶店に戻ったよう。良い仲間といられる幸福。

2005.5.11
アーユス理事会で来年度の支援テーマが決定。その後、JVCスタッフが来訪し、パレスチナ活動の様子を聞く。医療現場においてはバレスチナ民衆とイスラエル医師との協力関係は堅い。希望はいつも現場にある。

2005.5.10
毎年この時期恒例の、消防団の操法訓練の応援に出ていた。その途中で分団長の携帯が鳴り、火事消火への応援要請。その場の皆が急いだ先は、延立寺の墓地を抜けた先のゴルフ場脇作業所。到着した時はまだ火が上がっているがどうも現地には水道が届いていないようで、ポンブ車を繋げて放水する。もし周りの木へ燃え移っていたら、延立寺が火に囲まれるところだった。消火活動は深夜まで。お疲れ様でした。

2005.5.9
去年の夏、子どもが町会のおまつりですくってきた金魚、まだ4匹とも元気。心配したほどには体も大きくならずにスモールサイズの水槽で満足そうです。ポンブのフィルターが洗っても汚れが落ちないので交換。するとたちまちに水が澄んできました。あ、このフィルターは洗って再利用するんじゃなくて、交換するものだったんだ。

2005.5.8
延立寺の親鸞聖人降誕会・永代経法要。八重桜の花弁が散り敷かれているのはあえて掃除しなかったのよ。御了承下さい。法話にお招きしたのは谷口幸璽師による節談説教。浪曲や講壇のルーツが真宗説教にあったことを示すもの。単に伝承だけでなく一つの手法として新しい展開も期待できます。清興には高橋あすかさん、山本佳代子さん、田崎麻耶さんによる仏教讚歌と唱歌。スタンダードってウケがいいなあ。

2005.5.7
東洋学園大学教授の朱建栄氏による、中国の政治・社会の地殻変動模様を聞く。反日デモを党が操れた時代はもう終った。中間層の出現とインターネット・携帯電話の普及は中国に劇的な変化をもたらしているという分析は非常に興味深い。日本人に求められているのは、余裕をもって多角的な思考を試みること。過剰な反応はいつも、誰にとっても利にはならない。

2005.5.6
JR西日本のボーリング問題、もう犯罪者扱いですね。記者会見での記者の質問て言うか詰問て言うか怒声、なんですかね。被害者の怒りを代弁しているかのようなパフォーマンスは醜い。原因解明・再発防止にはもっと聞くべきことがあるだろうに。

2005.5.5
通夜で所沢へ。今日もカーナビ頼り。私の判断では絶対に選択しないだろう細い道を指示通りに進むと一時間弱で目的地周辺へ。これがカーナビの醍醐味かもしれない。混乱させられることもあるけど、虚心に信頼したケースではだいたい期待に応えてくれてます。

2005.5.4
ゴールデンウィーク中、唯一とれた休日。家族で横浜の友人宅へ遊びに行く。カーナビに友人宅の電話番号を入力し、後はカーナビ任せ。しかし目的地に近づくにつれ、どう見ても違った方向へカーナビが誘導する。八景島が近くなので渋滞道路を避けて案内してくれているのかとも思ったが、そうでもなさそう。何やってるんだこのカーナビ、と怒ったところで思い出した。友人は2年ほど前に引っ越してたんだ。でも同じ区内なので電話番号は変わらなかった。カーナビ君、引っ越し前の住所に連れていこうとしてたんです。でももう2年だぞ。
八景島水族館に行こうかと考えていたところ、とんでもない、高速出口を降りると八景島方向の全ての道が動かない。まあいいや、友人宅の近くの公園でまったりと過ごす。子どもは充分満足した様子。

2005.5.3
八王子憲法9条の会集会。呼びかけ人の代表として終りのお礼の挨拶を務める。当初15分いただいていたところ、予想できたことではあるけれど時間が押して、一言だけですませることに。それでもマイクを持つと悲しいことについ言葉が出てきてしまう。3分くらいしゃべりましたかね。今の憲法が現状とあっていないと後ろめたく思うのは憲法が生きている証拠、それを整合性を持たせるなんてもったいないことしちゃいけない、などと言ってみました。

2005.5.2
延立寺婦人会では8日の降誕会に向けて仏具のおみがきをしていただきました。お陰様で一皮むけた仏具の前で法話を務めます。婦人会では私は、ネタおろし前の、まだ整理できていない段階の話をすることがままあります。婦人会の方々に甘えているわけですが、それにしても今日の話は支離滅裂。おい私よ、甘えるのもたいがいにしていただきたい。

2005.5.1
ビデオで『誰も知らない』を観る。冒頭から子どもの子どもらしさに目を奪われる。通常は二時間以上の映画が耐えられない私が、時間的にはまったく苦にならなかった140分。内容の重さ的には苦ではありましたが。ラスト、母親役の役者名「YOU」を見て怒った外国人がいたらしい。あの身勝手な母親はあなただって?・・・あまりにも絶妙な勘違い。

2005.4.30
MacOSの新バージョン、Tigerを早速購入。一応用心をしてサブで使っているPowerBookG4にインストールしてみた。まず起動時間が大幅に短縮されたのに感心。で、試してみると・・・私にとって一番重要なソフトが対応してません。入力を親指シフト配列に変換するソフトTESLAが。私、これが使えないとタッチタイピング(ブラインドタッチ)が出来なくなるんでキーボード入力時間が5倍くらいかかってしまいます。しょうがない、Pantherに戻そうとしてもうまくいかず、結局HDを初期化するはめに。MacもOSX になってから本当に安定しているんで久しぶりの初期化。これはこれでさっぱり洗濯した気分ではあるんですが。

2005.4.29
裏庭の木の枝にきれいな野鳥が二羽、遊びに来ていた。二羽はつがいなのか、文字通り寄り添いながらあっちの枝、こっちの枝と移りながら、互いから離れようとしない。お参りに来ていた皆さんもその二羽に気づいて、ああ仲良いねえと皆でニコニコしながら野鳥を見守っていた。そうだ、誰だって仲良しの姿に接すると気持ちよくなるんだよ。あれ、でもこれが電車の中でべたべたするカップルには不快を覚えてしまうのはなぜ?嫉妬じゃないよね。人と鳥は違う?そういうことでもないと思う。電車の中でも微笑ましく思えるカップルもあるし。その境界はなんだろうな。

2005.4.28
八王子南口から徒歩10分のところに「ギャラリーことのは」がオープン。記念イベントに行ってきました。一回ギャラリーでは書の展示と焼き物の販売、二回スタジオではライブやビデオ上映が企画されています。オープンイベントはチェロ+ピアノ。私のすぐ目の前に披露されたチェロ篠崎由紀氏の超絶技法に圧倒される。こりゃ格闘技だな。

2005.4.27
ほぼ4年ぶりに人間ドックに入る。日帰りです。検査が終った昼休み、テレビで村上龍のインタビューを見ながら昼食をいただきます。食事、たしか4年前は病院内で調理してた(それが美味しかった)記憶がありますが今回は仕出し。まあいいんですけど。結果はほぼ異常なし。それに気をよくしたか、夜の多摩組の会合では放言連発。失礼しました。

2005.4.26
アーユスミーティングでは、前夜開催したアーユス新企画Brown Bottle Talk(BBT)の振り返り。BBTは渋谷の居酒屋「花のえん」で酒瓶を挟んで坊さんとNGOが語り合おうという企画。JVCの佐藤真紀氏と真宗僧侶の本多静芳氏をメインにテーマは死。皆さんそこそこ発言もいただけたので、雰囲気は悪くなかったと思います。でもちょっと掘り下げが甘かったかも。それは司会の私の目配りが悪かったから、ていうか司会が率先して飲んじゃったもんで。

2005.4.25
延立寺法話会。今まで土曜日午後3時から開いていたものを月曜日の午後1時からに変更しての第一回目。ふだんの7割増しの御参詣をいただきました。変更がまずは吉と出た形ですが、この方々になんとか定着していただけるよう工夫も重ねないと。

2005.4.24
咽はやっと回復。ほんと、今回ばかりは参りました。風邪の心当たりがまったくないことがちょっと釈然としないのですが。
数日来、少々Macの調子がおかしい。なんでもないところでアプリケーションが終了したり、ブラウザの表示が異様に時間がかかったり。なにより怖いのは、修復ソフトを実行しようとしても、途中でキャンセルされてしまうこと。こうなったら、とOSの再インストールも試みたが、それさえ途中にエラーでキャンセルされた。なんか爆弾を抱えている思い。Tigerが発売になったらすぐに乗り換えるつもりだけどそれまで大過なく行けるだろうか。

2005.4.23
朝起きて発声をしてみるがまだほとんど出ない。いろいろ試してみて高音部はなんとか普通に出ることを確認。ふだんよりずっとキーを高くしての読経で法事を勤める。法話も囁くような声で。これはこれで押しつけがましくなくてよかったかも。

2005.4.22
一晩寝ればなんとかなるかと考えたが甘かった。朝から声が出ない。どうしようもなく、今晩の通夜を知人に代ってもらう手配をする。耳鼻咽喉科にいくと「風邪ですね」。え?熱もなく鼻詰まりもなく咳もない風邪は、私の記憶では初めて。いやしかし声の障害は私の仕事を直撃する。困りました。

2005.4.21
朝起きると声が出ない。昨日も咽の痛みを感じてはいたが、一気に悪化した。低域から発声練習をしてみると、高音部は比較的出るので、昼からの法事は高音部のみを維持して阿弥陀経読誦はできたものの、それが限界。世間話もできなくなってしまった。
本願寺派宗会議員選挙開票、私の選挙区は順当に現職が圧勝した。

2005.4.20
午前は前日の続き、これからのアーユスの支援事業のあり方へ他団体からアイデアをいただく。午後は別件の研究会に出席。こちらでもわくわくする知的刺激を充分にいただく。いただきっぱなしで申し訳なくも有意義な一日。昨日と一転して冷たい雨の京都から最終の新幹線で東京へ。

2005.4.19
アーユスの春合宿を京都閑臥庵にて開く。テーマはアーユスの人材支援事業を材料として、NGOの組織強化について。組織強化の指針を第一に会員増加に置くというのは修正すべきらしい。深夜まで実のある深い話し合いが続いた。はず。というのは例によって後半は酒にまぎれて記憶がないため。学習しろよ私。

2005.4.18
来月八王子いちょうホールで開く障害者作家によるアート展『レインボースープ』に企画協力いただくAIRの風姫さんのお話を伺う。展示予定の作品を数点お持ち頂いたが、その精緻な美しさに驚く。二年前に八王子夢美術館に打診して予算の関係でボツになった企画がわれわれ主催で実現です。

2005.4.17
今年の延立寺降誕会には、アトラクションに歌のユニットをお招きします。メンバーの方が本日下見にいらっしゃいました。本堂のピアノを見て、あ、ドイツ製ですね。これ重いんですよ。今のピアノってみんな軽いんですけどね。移動が大変だったでしょう、とおっしゃる。音やキータッチが重いとは思っていたが、目方自体が重いとは知らなかった。なんだか貴重品に思えてきた。

2005.4.16
国立にて森達也氏の講演を聞く。森氏のウエブブサイトにnonfixの憲法シリーズが数日前にボツになったことが載っていたと話をふると、あれは一ヶ月前の話で、アップするのが遅れていたんだと。なんかマヌケ。期待していた私も、ボツにしたフジテレビも。テレビ放送でないと意味がないと思ってたけど、お蔵入りになるんならDVDで出してくれないかな。

2005.4.15
朝、鴬の鳴き声を今年初めて聞いた。

2005.4.14
「念仏者と社会活動」というテーマで出講。今回もまたまとまらない。申し訳ございませんでした。理由ははっきりしている。内容を詰め込みすぎなんだ。だからはしょりながら話しても時間が足りなくなるために論理的にもおかしくなるし説得力もなくなる。それが分かっていてなんで同じことを繰り返してしまうのかといえば、せっかくの機会だからあれもこれもという貧乏根性。それ以上に、ひとつひとつのポイントをじっくり伝えることの自信のなさのあらわれ。だから散漫さに逃げている。

2005.4.13
献血をする。一年半ぶり。20代のころは毎月通っていて趣味の第一にあげていたのに、ここのところは御無沙汰で申し訳ない。「新選組!ダイエット」は続いているのに効果がまだ見えない。

2005.4.12
多摩組寺族女性会総会を延立寺で本日開催していただきました。私は最初の勤行にご一緒させていただいただけでお話し合いの内容は全然聞いていないのですが、それでもこういう場があること自体の意義は伝わってきます。顔を合わせることの意味を軽んじちゃいけません。

2005.4.11
駅前商店街が衰退する3つの条件があるそうな。それは人口減少、大型店の進出、駐車場の不備のみっつ。ところが我が八王子は人口が増え、大型店は次々撤退し、駅前地下に駐車場が完備している。なのに商店街が衰退している不思議なケースと聞きました。んー、私もここで出せる案があるわけではないけれど。

2005.4.10
なんだろ。締め切りの過ぎた原稿を書いててたまたま観たテレビで『さよならcolor』が流れて、涙がとまらないんですけど。スーパーバタードッグって何?永積って?あ、ハナレグミってこいつなの?とりあえず涙ふいてから検索するから。

2005.4.9
映画『Little Birds』の試写会へ行く。ビデオジャーナリスト綿井健陽氏による、アメリカ管理下のイラクの記録。ここには日本に全く報じられていなかったものが少なくとも二つある。子どもの死体、そして戸惑う米兵の姿。子どもを失った父親、傷を負った少女を一年にわたって追いながら、戦争の現実をフィルムに定着させた。22日より一般公開。必見です。

2005.4.8
調布の明西寺婦人会へ出講。花まつりの話を中心に。明西寺さんではお茶菓子を持ち帰れるように包装紙で作った袋を用意している。半紙で包むよりいいかも。母が感心していたので延立寺でも導入されるかもしれません。調布は桜が満開。開花は遅れたのにわずか三日くらいで一気に。

2005.4.7
ヨドバシカメラ駐車場の誘導員が揃って新人さん。ぎこちなく緊張している様が春らしく新鮮に見える。のは、こちらに余裕のあるとき。急いでいた今日は、その要領の悪さが堪え難くついきつい目で見てしまう。まずいまずいこんなことで腹たててどうすんの。

2005.4.6
長女夏菜の入学式。そして次男潤の障害児学級第一日目。障害児学級の名称は当初の案「どんぐり学級」ではなく「のぞみ学級」となりました。今年一年だけ、うちの子ども三人が揃って同じ陶鎔小学校へ通います。

2005.4.5
延立寺婦人会。法話では花まつりの話から細木数子批判へ。どうもまとまりなく、当然反応も悪い。茶話会では旅行会へのお誘いをすると、企画への強い不満批判をいただく。はあ、おっしゃる通りではあるんですが・・・ちょっとへこむ。

2005.4.4
ラテラル・サイ・トレーナー、やはり最大の難関は、持続。やっぱり飽きるんですよ。脂肪燃焼には30分以上の連続使用が必要なのに、いいとこ10分でもう嫌になっちゃう。どうしたら持続できるか。読書をしてみたが、ただ文字を追うだけで全然頭に入らない。あ、映画、それも文句なしに面白い奴を見ながらならいけるかも。どれにしよう、そうだ『新選組!』があるじゃないか。友人たちの絶賛に誘われてつい買ったもののまだ寝かせてあったDVD。見てみると確かに面白く、ラテラル・サイ・トレーナーの足踏み30分がほとんど苦でなくできました。名付けて『新選組!ダイエット』、成功の予感がする。

2005.4.3
痩せると決心した私はまたまた例によって通販に触手を伸ばしてしまいました。ラテラル・サイ・トレーナー、本日到着。今健康器具業界で大ブレイク中のあれです。正規品ではなく並行輸入品のために格安の6千円で購入。実はこれ、一週間前に一度届いたんだけど、10分ほど試したところでペダルに違和感を感じ、直そうとして強く踏み込んだら完全に変形して使用不可に。安物買いの銭失いの典型かと思いましたが、一応購入店に連絡してみるとお詫びとともに即交換してくれるとのこと。で、代替品が今日届いた訳です。今度はしっかりした感触。さてこれが有効活用されるでしょうか。

2005.4.2
知人の結婚披露宴で水戸へ。礼服に身を収めるのが苦しくなってきた。これを買ったのがたしか12年前。去年くらいから違和感を感じてはきたものの、今日は全身のそこかしこで締めつけられている感じで、一時血行不良で眩暈さえした。12年前の服がまがりなりにも着られる自分を褒めたい気はあるが、それより痩せよう、本気で。

2005.4.1
次男潤が春から通うことになった障害児学級の説明会。子ども五人、先生二人+コーディネーター一人で出発です。潤にとってはこれまでと同じ学校に通えるのがラッキー。専属の先生は二人とも新任の方。主任の先生は指導案の説明も質問への答も切れがよくてまずは安心です。新学級の名前は『どんぐり学級』。陶鎔小のシンボルどんぐり山からいただきました。

2005.3.31
アーユス理事会の後で、JVCの谷山氏が来訪。谷山氏にお会いするのは一年ぶり。選挙時のアフガンの人びとの様子、米軍の現地への関わり方の無神経さなど、興味深いお話を伺う。相変わらずカッコイイ人です。

2005.3.30
練馬の真宗会館に初めてうかがう。前々から行きたいとは思っていたんだけど、今回は東青僧が、大谷派の現状を学ぶ、という研修会を企画してくれましたので。いわゆる開申事件以降の流れを説明していただきましたが、教学面での現在のお話を伺い落としたのが残念。

2005.3.29
一昨日観た『半落ち』が今年初めて観た映画。今日二本目を観る。『少林サッカー』。先に観るべき映画は山ほどあるんだけど、今は観劇癖を復活するリハビリ中ですのでお気楽物。でも、評判ほどには荒唐無稽ではなかったのがちょっと不満。なかでも、少林寺チームがかつての拳法に目覚めるきっかけとなったワルチームとの試合が非常に不快なんですよ。なんであんな試合に付き合ってるのか、そもそもなんであのワルチームが露骨にワルなのか、受け入れ難くて。

2005.3.28
カーナビ導入に続いて高速料金自動支払いのETCを導入してしまう。初めて通過したのは永福料金所。専用入口に近づいて、バーが・・・上がった!次の中央道料金所でも、バーが・・・上がった!いまいちシステムを信用していない私は、料金所を最徐行して通るため、後続車に少し迷惑かけてます。このわずか一ヶ月で激変した自動車環境に戸惑う私。

2005.3.27
ビデオで『半落ち』を観る。被告が51歳になったら死ぬつもりになっていると弁護士は主張するが、なぜ?50歳までは骨髄移植のドナーになれるから生きる意味があるってことか?それはそれでいいが寺尾聰が49歳というのは苦しくないか?『博士の愛した数式』の博士をする人だぞ。加えて検察官伊原剛志がかっこよすぎ。なんて不満はあっても評判通りに泣いてしまったんだけど。

2005.3.26
総合格闘技HERO'Sをテレビ観戦。ベストバウトは宇野vsハンセン。グラウンドの攻防の後の一瞬の衝撃、宇野には辛い結果でしたけど。第一の目当てだった須藤元気は、盛りの過ぎたキック選手を相手に総合ではいまいち生きていない。メインのバンナvs秋山は体重差ありすぎで、いい試合ではあったけど、なんか釈然としない。なんやかんやでも先週のK-1の20倍楽しめました。

2005.3.25
原宿クエストのイッセー尾形公演に行く。ドイツで演ったそのままだそうだが、「労組青空学習会」などはかの地ではどんな風に映ったんだろう。まあ、日本の現在でも会場の若年層には別世界の話だったみたいだったんでいいすかね。トリに「わからなくなった男」を持ってきたあたりは納得。

2005.3.24
昨日とは他所でたまたま、また教育基本法の議論になった。現行文の志の高さをよしとする私に対して、高かろうが低かろうが精神論を入れること自体がおかしい、と反論される。うーんまあそれも分からないではないけど。

2005.3.23
教育基本法を巡って少々の議論をした。あらためて読んでみると現行文の志の高さが新鮮なくらい。でも改正論議が出て来る前提がよく分からない。現在の世相の乱れや歪みの根が戦後教育(の根底としての教育基本法)にあるというのは責任転嫁も甚だしいと思う。

2005.3.22
春の陽気。それに酔わされて、「岡村ちゃん大百科」なるおバカな企画モノを買ってしまいました。岡村靖幸の未発表音源や映像を収録。それをあらためて見聴きすると・・・やっぱりホントにヘンな奴。岡村って。孤高って言っていいかも。そういえばフォロワーだった川本真琴、俺好きだったんだけど、最近どうしてるんだろう。

2005.3.21
連休末日は暖かい。道も空いているみたいで、お参りの方々にどことなくゆったり感が漂う。寺では電話をいただけば墓用の仏花を取り寄せておくのだが、同じ花屋からなのに昨日と今日では花の大きさも本数も全然違う。昨日のは、ええっと思うほど貧しかった。彼岸でいきなり高騰したのかとも思ったがそれにしてもひどかった。やはり間違いだったみたい。変だと思った時点で花屋に問合せをすればよかったんだけど、忙しさに紛れて出来なかった。昨日の仏花をお持ちになった方々、すみませんでした。

2005.3.20
彼岸の中日。今日も渋滞のもよう。しかも寒い。にもかかわらず朝から続々とお参りをいただく。にもかかわらず、彼岸会法要を勤める時間には参詣者が少ない・・・。んー、これは私の寺院活動への評価なわけですね。反省です。法話は「誤解の幅」について。少人数だったので余計な力が抜けた話になったのは幸いではあります。

2005.3.19
三連休の初日。市内は渋滞で、八王子駅から寺まで一時間以上かかったとのこと。中央道も渋滞で、11時からの法事客が揃ったのが1時近く。それでも大勢様にお参りいただいて、ありがとうございました。お疲れさまでした。

2005.3.18
長女夏菜の幼稚園卒園式。犬目幼稚園には長男から数えて丸8年お世話になりました。私は結局どの子の卒園式にもでられなかったけど、ほのぼのした卒園式&謝恩会だったと聞きました。犬目幼稚園はいいところですよ。お薦めできます。

2005.3.17
今年の延立寺旅行会は7月4、5日、九州別府温泉に決まりました。担当旅行代理店の近ツリ山崎氏に行き先を決めたことを昨日告げると、今日には告知&申し込み用のチラシ見本を作ってきた。この仕事の早さは山崎氏の真骨頂。

2005.3.16
彼岸前になんとか寺報ポピンズ発送。 夜はエンゲイジドブディズム研究会、第一期の最終回。現実の「苦」をテーマにミニワークショップ。エンゲイジドブディズムとは、と乱暴にまとめるなら、もうひとつの道を考え続けること、というのはひとつの答でありえると思う。

2005.3.15
出版会議。東京発企画の第一弾が形になった。ベストセラーを狙う質のものではないが、悪くない。

2005.3.14
葬式で春日部へ。初めての土地だが、カーナビがあれば怖くない。ま、地図もfaxでもらっているし。しかし目的地間近で明らかに地図と違った方向へカーナビが指示する。え?そりゃないだろう、と地図を信頼して進んだところ、カーナビ画面上には道なき道を突き進む我が車。困惑するカーナビちゃん。この道、データにないのか。でもそんなに新しい道でもないんだけどな。

2005.3.13
お約束の時間に少々遅れて法事のお宅に到着。申し訳ございません、と謝りながら車の後部座席から法具バッグをとり出そうとすると・・・ない。衣から経本からその他一式入っているバッグが。あわてて寺を出て忘れてきてしまったんだ。仕方なく寺に引き返す。いつも忘れ物チャンピオンの長男顕からは、ぼくはランドセルを忘れて学校に行ったことはないぞ、と。しかしこんなことがあるんだなあ、と自分事ながら感心さえする。

2005.3.12
ケツメイシの「さくら」のプロモーションビデオを観た。あれ、どっかで見た光景。あ、一月に浅川沿いで撮影していたあの映像じゃないか。テレビドラマだと思っていたんだけど、これだったのか。じゃああの場所にケツメイシのメンバーもいたのかな。

2005.3.11
ふだん使っている腕時計は祖父から譲り受けたオメガか、10年以上前にヨドバシカメラで買ったアルバ。旅行など、なくす可能性が高いところへは専ら後者ばかり使ってきた。その時計が今日、止まった。単に電池切れなんだが、実は昨日道に落としてガラスを大きく割ったばかり。その時は動いているからまあいいやと思ったものの、止まってしまうといよいよ買い替えかなあと思っている。外国のNGO巡りにはいつも同行してくれていたアルバよ、ご苦労様でした。

2005.3.10
アーユスが支援をしているNGO、開発教育協会と難民支援協会へ訪問。活動ジャンルも対象も異なる両団体だが、共通して痛感させられたのが広報、特にウェブの重要性。組織基盤強化において、もはや中心最大の役割を果たしている。

2005.3.9
甥が現役で中央大学法学部合格。私が知っている彼の姿は顕とテレビゲームの話題で盛り上がっているところだけで、彼の母親からも違った話は聞かないので本当に意外。ささやかなお祝いをしました。

2005.3.8
optimista管理人、村椿菜文さん来寺。田中小実昌の「ポロポロ」のことなどお話しする。いい本屋は財産だね、大事にしないとね、という話で激しく意気投合。しかし八王子ではあゆみbooksといういい店があるんだけど、普段は駐車券ねらいで東急スクエアで買ってしまう、と言うと叱られてしまいました。いい本屋は応援しなければいけません。ああそうでした。すみません。心を入れ替えます。ただし22日からね。21日まで東急スクエアでは一割引セールやってるんですよ。

2005.3.7
地元でLPガス業を営む方から興味深いお話を伺った。同業者は以前は口々にこう囁きあっていたそうだ。「インディアンになりたくない」。当時LPガスは都市ガス普及にともなって顧客を都市ガスの届かない山間部へ求めなければならなかったのを、住処を追われたインディアンにたとえたのだ。それが10年前を境に風向きが変わった。きっかけは阪神淡路大震災。都市ガスの復旧が4ヶ月かかったのに対してLPガスは実に2週間で復旧した。その後の災害でもLPガスは機動の自由さを発揮し、現在は個人レベルでの有効なエネルギー備蓄として、確固たる位置を得るにいたったという。

2005.3.6
足がまだ痛む。原因はカンボジア帰りの飛行機。わずか五時間の飛行だったが、降りた時には両足のくるぶしの上が見た目に分かるほどむくんでいる。血液中の水分が血管の外にしみでたからだそうだが、それはアルコールを呑むと症状に拍車がかかるんだとか。心当たりありすぎ。血栓症にならなかっただけよしとしよう。

2005.3.5
早朝成田着。夕方には知人の結婚披露宴に出席。余興中にカンボジアツアーに同行していた友人と談笑していると、隣の席から「ちょっと声を抑えてください」と注意をされる。折しもソプラノ歌手の独唱に皆で聞き入っていたところ。後で、そんなに俺の声大きかった?と聞くとテーブルの一同が、「歌声より響いていました。歌手の人思わずこっちを見てましたよ」あちゃー、すみません、すみません。すみません。

2005.3.4
アンコールワット見学。巨大な石造寺院の壁一面に精緻な彫刻が施されている。女性像の胸がどれも観光客の手でぴかぴかに磨かれているのもなんか楽しい。それらを初日から通訳を務めてくれていたポッキー氏が実に活き活きと説明をしてくれる。ああ、彼はカンボジア文化が専門だったんだ。その熱心さはうるさいくらいだが誇り高さが心地よくもある。正直言ってスタディーツアー先の観光ってあまり興味がなかったんだけど、それは間違いだった。その国がウリモノとしている文化や歴史や風俗はその国と人をしっかり反映しているのだから。

2005.3.3
午前、内戦時代に自身も地雷を埋めていて、今は地雷除去に携わるカンボジア人、アキラ氏の私設地雷博物館へ。地雷除去作業中に火薬を吸い込み入院中のアキラ氏に代って案内と説明をしてくれたのは早稲田大一年生の日本人ボランティア。まだ今年の一月に来たばかりだとか。午後はアンコールトム見学。

2005.3.2
午前は「幼い難民を考える会(CYK)」の活動地、農村の保育園へ。就学前教育に国の補助がないカンボジアは、それゆえに小学校教育も脱落児が増える結果となる。その中でCYKの活動は、子どもたちへの教育とともに保護者層への啓蒙も大きな比重を持っている。午後は地雷被害者のサポートをする「カンボジアトラスト」、そして地雷除去活動に関わる「アジアの地雷・不発弾被害を伝える会」の奥田氏の事務所へ。エド山口に似て飄々とした雰囲気の奥田氏にうかがう地雷をめぐっての利権模様。

2005.3.1
午前、プノンペンのスラムへ向う。自治会のリーダーのお話をうかがった後は、子どもたちが民族舞踊を披露してくれた。そのレベルが極めて高い!子どもたちもだが、それを指導した人の技量を称賛したい。聞けば芸術大学の人が教えているのだとか。あれは生きる自信に間違いなく繋がると思う。午後は虐殺記念館へ。ポルポトの犠牲者の顔写真と拷問道具が展示されている。以前あったという頭蓋骨で作ったカンボジア地図が撤去されていたのはいいとして、虐殺に参加した(らしい)一般兵士の顔写真が大量に展示されている意図がいまいち分からない。犯罪者として晒しているというのともちょっと違うみたいだし。

2005.2.28
早朝、5時半に八王子から車で成田に向う。道は当然空いているので安全運転でも90分で着。この時間なら決して遠くはないんだが。ベトナム航空で5時間、ホーチミン空港で乗り換え。空港内で仲間と打ち合わせをしていると隣の席の70歳くらいの男性が話しかけてくる。達者、というより普通の日本語なので旅行客かと思ったが、服のセンスが日本人的ではないし、東京名古屋京都大阪の位置関係が分かっていない。話によるとホーチミン市内でホテルを経営しているとのこと。客引きか。でも我々が相手をしなくなると他の客を捜すでもなく所在なさげにコーラを飲んでいる。

2005.2.27
八王子憲法九条の会の集会。私は呼びかけ人にもかかわらず、ちょっと顔を出しただけで都合により退席。誠に申し訳ない。明日から土曜朝までカンボジアに行ってきます。目的は、当地のNGO活動地めぐりです。

2005.2.26
知人のお父様の七回忌法要に出席する。後のお斎はイタリアン。民家をほぼそのまま転用した落ち着いた造り。でもスタッフがみんな若いのは、この店に関してはちょっと深みを欠いていた感がある。演出としてね。まあ、目配りもちょっと不満はありましたけど。料理自体は大変満足です。

2005.2.25
朝起きると、道路上には雪は消えていた。先日のカーナビ導入成功に気を良くして、ETC導入にも踏みきろうかとカーショップへ。本体の一番やすい奴は8900円か。まあ、すぐ元を取れるな。と注文しようとして、値札下の注意書きに目が行った。セットアップ料金8000円?は?ほぼ本体と同額かかるの?うーん、これに1万6千円出す価値あるのかなあ。もうちょっと待った方がよさそうだな。

2005.2.24
新大阪へ日帰りの勉強会。新横浜で指定を取ろうとしたら、ほぼ満席で危ういところだった。そう言えば二ヶ月前も同じ時間の指定を取ろうとした時は満席で、たまたま空いていた自由席を確保したんだった。学習してない私。大阪での勉強会では、今日のキーワードは「感動」。これなしの伝道が多すぎる。深夜八王子に着くと、駅前の道路も白く雪が積っている。スタッドレスが本当に活躍する年だ。

2005.2.23
春一番にハンドルをとられそうになりながら、アーユスの関連団体を尋ねて横浜へ車で向う。カーナビ、大活躍。なーんにも考えずにカーナビの案内に従うだけで目的事務所の真下に到着しました。すごいなこれ。うるさいとか反応が鈍いとか言ってごめんよ。おかげで夜にはK−1で小比類巻が前蹴りで相手脳味噌を揺らした様も観れたし。

2005.2.22
浄青僧大会の二日目、講師は富田富士也氏。富田氏はカウンセリングの手法も理論も語らない。あえて自覚的にそうしていることを今回の講演の中ではチラリと漏らしていた。共感が生まれる様子を実際に提示しながら、さあ私のどの技を盗んでみせますか、と挑んでくる。有難い人です。

2005.2.21
浄土真宗青年僧侶連絡協議会(浄青僧)の全国大会に出席。一日目の講師は森達也氏。不安の時代を生きる愚直な視点に参加者一同の反応も極めて高い。質疑応答の司会を務めた私にも、後で「時間が短すぎた。もっとたっぷり聞きたかった」との声が聞こえてうれしかった。あ、あれは「お前がしゃべりすぎだった」との苦情でしたか。そりゃ失礼しました。

2005.2.20
ハイオクガソリンは環境にも良く燃費も良い、という宣伝文句を信用して今迄ラパンにはハイオクを入れてきた。リッター当たり約8円違う。では実際どのくらい燃費が違うんだろうとここのところレギュラーに替えて試しているが・・・だいたいリッター当たり13〜15キロ、ハイオクと全く変わらない。んんん・・・それでも本当に環境に良いんならいいんだが、この結果を見るとそれも怪しいな。これからレギュラーでいいや。だいたい、環境を気にするなら車使用自体を控えろよ>俺。

2005.2.19
朝目覚めると10センチ近くの積雪。だがアスファルトの上はほとんど積っていないし軽い雪なので除雪もそれほど苦じゃない。昼、多摩組総代研修会に顔だけ出した後、自坊の法話会。アクシデントにより講師が着かず、急遽自分で務めることに。急なことなので旧ネタ+未整理の「他罰的被害者意識」の克服について話す。

2005.2.18
初めてのカーナビゲーション、なんとかコードはすっきりまとめられた。珍しくて必要もないのに動作させてはいるが、読み込み時の大きな音がちょっと耳障りなのと、若干反応が悪いのが不満。首都高に乗ったのに判断できなくて混乱しまくってるし。うーん、やっぱりHDのにすればよかったかなあ。でも4万円も違うんだよなあ。地図替わりに導入したんだからまあこれで十分だよな。


2005.2.17
積読本棚サピエンス導入よりすっきりした机脇に早くも本の山が。おいちょっと空間に余裕ができるとすぐこれだ、自制してくれよ>俺。3本目のサピエンス導入はありえないぞ。

2005.2.16
合同協議会の二日目を終えて、吉祥寺のお寺の法話会へ出講。ホワイトボードがなかったたので、予定していた内容を急遽差し替えるがそれでもちょっと苦しかったかも。私って思った以上に文字に依存する話をしていたんだ。またまた大きな弱点を発見。

2005.2.15
教区基幹運動合同協議会。運動上のことはなかなか議論が盛り上がらない。唯一盛り上がるのは法名について。それ以上に盛り上がるのが護持口数調整だが、これは基幹運動の管轄ではないのでパス。現在本山から下付される法名の種類が現在529種と知らされる。少ないですね。同名の人があるのは仕方ないとはいえ、自分の名、という喜びが誇りに繋がることも確かなので、内願をお勧めします、私は。

2005.2.14
ついに、ついにカーナビゲーションを購入。ラパンとプレサージュ両方で使えるようポータブル機にしたが、ポータブルは取り付けを購入者がすることになっている。が、これが・・・本体は確かにダッシュボードに乗っけるだけなんだがアンテナコードやら電源コードやらの引き回しがうまくいかない。邪魔で目障りで。それを補ってあまりある利点がポータブルにあると判断しての購入ではありますが、なんとかならんかと苦闘は続く。

2005.2.13
昨日の昼までに絶対送るよと約束した原稿を本日朝に送信。迷惑をかける価値のある内容では全然なくて申し訳ない。ああ、締め切りに縛られないと仕事ができない体質とは自認していましたが、締め切りをも守れない身になってしまいましたか。すみません、次回は御迷惑をかけることは決していたしません。極力(っておまえ)。

2005.2.12
フォント管理ソフトSuitcaseの新バージョンがすでに出ていることを知ったが、生憎旧バージョンのCDもマニュアルも処分していた。その旨をSOFTWARE Tooに伝えたところ、即新バージョンへのアップグレード完了。感謝です。が、届いたSuitcaseがいまいち使いこなせていない。MacOSXのfont管理ってなんか無駄にややこしくありませんか?

2005.2.11
紅白歌合戦再放送を観る。目当てはさだまさしの『遥かなるメリークリスマス』。ネットでちょっとした話題になっていました。今どきのどのロックよりロックしていると。「独裁者が倒されたというのに 民衆が傷つけ合う平和とは一体何だろう」「尤も僕らはやがて自分の子供を 戦場に送る契約をしたのだから同じこと」「ぼくは君の子供を戦場に送るために このプレゼントの包みを抱えて歩いているのだろうか」この曲を流したNHKのセンスは評価できるものの、この曲の直後、余韻をかき消すように司会者が審査員に無意味この上ない評を喋らせるNHKのセンスはやはりどうしようもない。

2005.2.10
高校時代によく通った仙川の東国書林を久々に覗く。コミックを手に取ると、本の20頁くらいから奥付の前までがビニールで封をされている。中身を確認できるのと立ち読み防止を両立させたグッドメソッド。どうみても一冊づつの手作業なのでパックより手間はかかるだろうが、読者の利便に立ったものとして高く評価したい。平積みしている面々を見ても、本好きな人が売っているのが伝わって気持ち良いですー。仙川に来たらここで買おう。

2005.2.9
アーユスの新年会。会員の参加が少ないのは相変わらずさみしいものの、それを補ってあまりある他団体の御出席をいただきました。たぶんみなさまそこそこには交流の機会を提供できたと自負しております。二次会では安いワインを飲み過ぎて久々の泥酔。安いから泥酔したのかただの呑みすぎか、それさえも定かでない。

2005.2.8
朝はみぞれまじり。午後からは教区の社会福祉推進協議会研修会に出講。昨秋の東青僧研修会ほどの脱線はなかったが、またも時間配分を誤って主たる部分を駆け足ですますことに。いやはや。ニュースではためた雑誌の重みで二階の床が抜けた珍事が報じられている。これ、笑えないんだよなあ。でもテレビで見る限りはあまり整理していた風でもないので、ただの捨てられないズボラ男だったのかも。他人が見たら区別はつかないでしょうが。

2005.2.7
通販生活に注文していた積読用本棚、サピエンスが届く。二本目です。これ本当に優れもの。一本目は作り付けの本棚の前に立たせているけど、二本目は部屋の真ん中に聳え立ててる。それで全然邪魔な感じがしない。通販生活で追加注文したのは、加藤紙筒スピーカー以来二回目の栄誉です。

2005.2.6
同じ組内住職が新坊守を迎えたのでそのお祝い。大盛況の会は慣れない環境に入る新坊守にかえってプレッシャーになるかも。大変なことは多いかもしれませんが、いいこともありますよ、本当に。これからよろしくお願いします。

2005.2.5
新宿の常圓寺にて、平和を願うオリジナルソング『smile』のレコーディングに参加。「9map」というゆるやかな集まりの呼びかけで、岐阜、大阪、名古屋、そして東京の4会場で開催。岐阜の参加者はなんと300人!東京でも60人による大合唱は久々の快感です。発売は3月19日の予定。

2005.2.4
本願寺派寺院で広く幼少年教化を進めるための手がかりづくりの会議。先行して作られた他教区や他教団の資料を参考にさせてもらうが、どれも冒頭に寺(住職)に根強いネガティブシンキングをいかに潰していくかの頁から始まる。まるで飛び込み営業トークとおんなじ。説得の第一歩は共感からというのは大原則のよう。ただ共感からなかなか先へ進めないんですが。

2005.2.3
次男の通う小学校に障害児学級ができることがほぼ決まり、そちらへの転入手続きのために教育センターにて面接を受ける。高学年になれば普通学級は難しいだろうから転校も余儀なしと考えていたので本当にありがたい。尽力して下さった方々に心から感謝します。

2005.2.2
冬期僧侶研修会二日目は午前に仏花の立て方、午後に香山リカ氏。御自身の関わる精神科医療界のこの10年間の様変わりを通して、世間に蔓延する非寛容状況を概観した後、不安の超克への道筋を示唆する。講義後に未整理のままに長い質問をしたところ、その意が通じず(通じたから?)香山氏に不快な思いをさせてしまったよう。不覚。

2005.2.1
冬期僧侶研修会一日目、講師は龍谷大学教授、鍋島直樹師。お付合いは長いんですが、しっかり講義を受けるのは初めて。アジャセの物語が教える人間回復の方途をじっくりとお説きになる。会場の反応も非常にいい。

2005.1.31
携帯電話の声が小さい。感度不良かと思ったらイヤホンが壊れてました。どうも内部のどこかが断線しているよう。そこそこいい奴を選んだのに、消耗品と割り切った方がいいのか。今度はもっと安い奴にしよう。

2005.1.30
延立寺世話人会。新年度の活動計画をもんでいただきました。法話会の参加者アップのために開催曜日、時間の検討をしましたが、「法話会」という名称自体に否定的な印象を持つ方が世話人さんにも多いのは住職として不徳のいたすところ。代案は「仏教講座」か、「仏教教室」か。それとも「法話会」はそのままで、副題に「○○講座」とするか。小手先の手直しのような気もしますが、しかし名称というのはものすごく大事であることも事実。

2005.1.29
門信徒研修会出講のために静岡へ。新幹線の車内でコーヒー二杯。ミルクだけ欲しいんだけどマドラーと砂糖とのパックになってよこされる。手間を考えるとこの方式がいいということになっているんだろう。でも未使用の砂糖とマドラーを捨てるの嫌だなあ。持ち帰ればいいとはいえ、ポケットに入れた砂糖の包みが破れて悲惨になったこともたびたびで。

2005.1.28
英文の歌詞を訳そうとして翻訳ソフトを立ち上げようとしたが、フォルダの中に見つからない。あれ、インストールしていなかったかな。これからインストールするのも面倒なのでウェブ上の翻訳サイトを初めて使ってみた。必要最低限の機能だけど私には十分。こんなのが無料サービスされていたらソフト会社はつらいなあ。サービスの対価は直接払うようなシステムの方がぼくは好きなんだけど。

2005.1.27
浅川の脇を通りかかると河原で季節外れの八重桜が満開。な、なんだ?と近づくとどうもドラマの撮影らしい。女優さんは知らない人だったが相手は萩原聖人。野外ロケに出くわすのって10年前の駅前居酒屋での中村雅俊主演ドラマ撮影以来。日常の中に突然立ち現れた非日常でなんか楽しい。川沿いの撮影は夜になっても大々的なライトを灯して続いていました。でも桜の下なのに、この時間じゃ息が白くなるだろうに。

2005.1.26
朝からまた雪が舞う。こんな季節に思い出すのが30年前のテレビドラマ『かたぐるま』。同名で日本テレビのものもありますが、フジテレビの方です。音楽担当の星勝の選曲が切なさ満点、当時のJポッブ(はおろかニューミュージックという言葉もなかった)の最上質曲をバックに青年近藤正臣とお姉さま香山美子との恋物語。舞台となった井の頭線沿線に住みたいと中学生の私は憧れてました。高校時代に吉祥寺をうろついていたのはこのドラマの影響だったかも。

2005.1.25
築地本願寺での会議の後、知人の誕生日祝いと新年会を兼ねて鮨屋へ。アーユス事務所近くのイチオシの店、高橋蛇の目鮨に行くつもりが電話を入れると御主人が体調が悪く店を閉めているとのこと。一日も早い御回復を念じています。再開の節は快気祝いがてらに伺いますからね。しかしさあ困った。胃は鮨を期待しているし、でも一見で鮨屋に入るのはリスクが大きい。ネットで検索したところ、安くて旨いと評判の店が見つかり直行。確かに悪くない。だが握りの前に頼んだつまみで腹が満たされてしまい、十分に鮨を楽しめなかった。失敗です。年々小食になっていく私。それなのに腹の脂肪は増えるばかりなんだが。

2005.1.24
雪が消えたのにほっとしながら早朝寺を出て鬼怒川温泉のホテルでの研修会に出講。自分の中では論理的に話ができたつもりでいたが、後で「思い返そうとしても何も残っていない」との感想をいただいた。ああ、独りよがりの話でありましたか・・・。温泉に入る余裕もなくそのまま町田での会議へ直行。

2005.1.23
夕方から雪が舞い、土の上がうっすらと白くなる。雪が多い冬になった。愛車ラパンもスタッドレスタイヤに替える。エアーがずいぶん抜けていたのでガソリンスタンドにて充填。灯油売り場の前に列が出来ている。

2005.1.22
長女の幼稚園の鼓笛隊がディズニーランドでパレード出演したついでに初めてディズニーシーを覗いてきました。寒いのによくまあ入園者の多いこと。ま、我々もその一人なわけですが。客を楽しませようとする工夫の数々がものすごくよく出来ていることに感心したけれど、列に並ぶのがなにより嫌いな私にはどうも苦手な場所ではあります。

2005.1.21
机周りの整理が進む。8年前の教区関係の会議録、なぜ今迄本棚にならんでいたのか不思議。ばっさばっさと積み上げていくと本棚が一段まるまる空きました。

2005.1.20
プレステ2のコントローラの調子がおかしいと子どもがいう。買ってまだ一月たってないぞ。修理を依頼しに購入店のヨドバシカメラへ持参すると、ゲーム機の修理はすべてメーカーが直接扱うとのこと。で、メールで問い合わせた後で宅急便にて送付。すると修理担当者から電話がありました。内部にお菓子と思われる粘着物が入り込んでいたのが原因。修理不可。保証もきかない、とのこと。・・・代替品の購入は問答無用で子どものお年玉から支出させましたさ。

2005.1.19
エンゲイジドブディズム研究会で日本のエンゲイジドブディストたちの足跡を学ぶ。先人の実績を今に生かす上での最大のキーワードは「地域」。今や都会だけではなく、全国かわらず喪失してしまったと言われる「地域」。目するはその復活ではなく創造。なんて大げさな言い方をついしてしまうのは、それだけ現代日本がやっかいになっているということ。

2005.1.18
車のオイル交換の間、カーナビゲーション売り場でカタログ片手に機種検討。近日中に導入したいんだが機種が決まらない。昨年末にほぼ決定して年明けに買おうと思っていた機種は売り場から消えているし。それよりなんだかなあ、ふつうなら買い物前の迷っている時って一番楽しい時のはずなんだけど気持ちがいまいち盛り上がらないんだよな。

2005.1.17
松屋銀座の金子みすゞ展へ行く。最終日ということもあって大変な人出。自筆原稿の拡大パネルが主の展示だが、あらためてみすゞに浄土真宗環境が大きく影響していたのを確認する。陽に焼けた三冊のノートとともにみすゞの全貌が世間に公開されたのが1984年、まだわずか20年しかたっていないとは。秘匿されていた光が一気に十方に放たれた姿はどこか歎異抄のそれを思いださせる。

2005.1.16
延立寺のウェブサイトをご覧になってお参りいただいた方が、偶然にも私と同じ南海小学校出身!私よりずっと先輩ですが、私が通った時代もまだ木造二階建ての校舎でしたので、おそらく文字通りの同窓生と思われます。統廃合されてはや5年。なぜか名前を聞くだけでうれしいですね。

2005.1.15
法話会は久々に自分で務める。外は予報より早く朝から雪。ぜんぜん積りはしないが、この寒さと足下の悪さではお参りの方はないんじゃないか。ま、先生をお呼びした時はそれじゃ申し訳ないけれど、自分で務めるのはまあ気が楽。しかし予想に反して大勢のお参りをいただきました。話は、この一年ほど寺報に書いてきたことの繰り返しなのでお退屈さまだったかもしれません。

2005.1.14
久々に三明智彰師の歎異抄&教行信証の講義に出席する。非常に淡々としたオーソドックスな講義に聞き入る20人ほどの受講者。講義後の話し合いの時間では、一人の受講者の心情吐露に沈黙が数分。無理に場を繋ごうとしない豊かさがありました。もし私が主催者なら堪え難いけれど、受講者の立場にいると、沈黙の時間もまた意味があることを知る。

2005.1.13
葬式の時の弔電奉読、やめましょうよ。これってたぶん結婚式の祝電披露が転じたものだと思うんだけど、披露宴のそれは単に時間繋ぎですよ。新郎新婦のお色直しの時間とか新郎新婦が招待客の見送りに移動する時とか。それならまあいいんです。でも葬式のそれはまず例外なく式の一部として列席者に聞かせるものになっている。それは足を運んで来た方に失礼です。先日、知人の親族の葬式に伺ったのですが、弔問客の焼香に先立って弔電奉読。これ、葬儀社の見識を本当に疑いました。もちろん例外は認めます。ぜひ一人でも多くの人に聞かせたい名文の弔電ならありでしょう。で、その文面はどうですか。

2005.1.12
Macユーザーの知人に会うたびに、見た?見た?やってくれたね、といきなり話題沸騰。Mac mini。なんて美しい。G4の1.25GHzならセカンドマシンや子ども用には十分なスペック。cubeの再来というよりリベンジを完璧に果たすだろう。Windowsユーザーも手に取って欲しいな。ウィルスの不安から解放されるだけでも導入の価値はあると思うよ。

2005.1.11
昨日の成人式の模様がテレビで報じられている。昨年各地で荒れたのに対して概ね平穏だったようだが一人目立ったのが八王子。いやはや、行為自体もだが世の流れが読めずトレンドから外れるのは八王子らしいというかホント恥ずかしいぞ。でもその様子をニュースで見たんだけど、なんかさみしそうなやつらだなあとしみじみしちゃいました。ただ、成人式に市議会議長の祝辞をさせるというのはとても褒められた企画(力)じゃないと思う。バカ成人の肩をもつということではまったくなく。あ、9日に続いて市議会議長批判になりましたが個人的にどうこうとかの他意はありませんのでなにとぞよしなにどうぞ。
延立寺では婦人会新年会でした。お持ち込みいただいた品々、どれも本当に美味しかったです。

2005.1.10
森達也氏と姜尚中氏の対談を紀伊国屋ホールで聴く。両氏の対談を聴くのは先月に続いて二回目。今回は北朝鮮関連に話の柱を置いていた。国交を結ぶこと=拉致問題の終結ではないのにそう囃し立てるのはむしろ拉致問題解決の障害になるという指摘は現実的と思う。なんだか北朝鮮絡みとなるとマスコミの言葉も妙に芝居かかってくるのはなんですかね。とくにテレ朝。

2005.1.9
消防団出初式。日差しは暖かく風もないのでいくらかは楽。しかし厚手の靴下を二重にしたにもかかわらず靴底から暴力的な冷気が足を棒にする。そして例のごとく内容のない訓示&祝辞。市長と団長はまあしょうがない。でも市議会議長の長々とした話は彼のあらゆる意味でのセンスの無さを露呈した以上の意味はなかった。

2005.1.8
調布覚証寺法話会へ出講。大勢のお参りの方々。数は問題ではないというのはそりゃそうなんだけど、やっぱり多いのは住職の姿勢が反映しているのは確かだと思う。私の話の方は論理展開に破綻あり。申し訳ない。夜は東京ビハーラの新年会。人前で話をすること、について大変貴重な示唆をいただく。

2005.1.7
自分の人生から最も遠いものを3つ挙げよ、との設問への私の答。着メロ、ゴルフ、ラーメン屋の行列。

2005.1.6
消えたと確信していた追加購入年賀はがき、発見。机左脇の事務用チェストの上に立てかけてあった。私がいつも座っている位置からちょうど30cmの距離。お前は青い鳥か。

2005.1.5
年始の挨拶に都内を車で走る。まだまだ交通量は少なく、久方ぶりに環八をストレスなく通過。帰宅して、年始だからというわけではないがパソコン周りを整理する。何年も机の下に積んでいたブツの処分を決断。ブツの正体は未使用の京大式カード。学生時代に『知的生産の技術』の影響を受けて当時の有り金をはたいて大量に買い込んだものの使いこなすことなく大量に余ってしまったが捨てるに忍びず未練がましく机の下に鎮座すること10数年のカード群。子どもに、使うか?と聞いたところ喜んで受け取った。落書きに使われたとしても未使用のまま再生紙になるよりカードも本望だろう。しかし整理が終ってみると昨日買った追加分の年賀はがきがどうしても見つからない。たまに片づけなどするといつも何かしらなくしてしまう。

2005.1.4
三が日明け、というのは寺にとって仕事初めではなくて一息つくところ。でも今年は元日が雪の影響で少なかったためにずれこんでまだまだお参りいただいています。ささやかな年間目標を返上してちょっと大胆(という言い方がすでに大胆ではないが)な年間目標に修正。ますます公表できなくなった。

2005.1.3
長男の書き初めに付き合う。一回だけ新聞紙に練習して、半紙に臨む。おだてながら二枚書いたところであっさり提出に足る出来。楽なもんです。暮れに次男の習字を見たときもけっこういい出来だったし。教え方のコツがちょっとだけ分かったみたい。昨年の正月の書き初めを見てやったときについ厳しくして萎縮させてしまった反省が生きたのか。

2005.1.2
連日の快晴です。新年にあたり、今年の目標をいくつか立てる。が、公表はしません。さっきちょっと書き出してみたんだけど、あまりにささやかな目標で自分で読みながらちょっとへこんでしまったので。

2005.1.1
快晴の元旦。凍った雪が残る中に続々と初詣にお見えになる方々。ありがとうございます。テレビでは三菱自動車のCMが気になってる。「まだ乗ってくださっている方へ、これから乗ってくださる方へ(うろ覚え)」そりゃそういう方にはCM上でもお礼を言いたくなるよなあ。堕ちたという自覚と表明はそこから脱する第一歩。寺はこのCMから学ぶことがあるんじゃないか。

 

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