1999年11月

 次男潤が、報恩講の直前に体調をくずし、また入院してしまいました(でも今はもう元気いっぱいで満面笑顔で幼稚園に通っていますので、ご心配なく)。
 お盆、お彼岸、お正月、報恩講、永代経、私が忙しくなると待ってましたとばかりに体調をくずしてしまう潤。「お母さん ボクを見て、ボクもかまって」という精一杯の自己主張なのだという人もいますが、いつになったら落ち着けるのでしょうか。

 うわさ話というのは、尾ひれ、背びれ、胸びれまでついてとんでもない話になってしまうというのは話には聞いていましたが、幸せなことに自分がうわさの主になったことがないのでピンときませんでした。
 それが・・・
 ことの起こりは、アクセサリー屋さんから来た一枚のダイレクトメール。前に一度だけ買ったことがある店からですが、それ以来一度も行ったことがないのに律儀に送られてきたのを、とりあえず開封だけして、さっとながめて、その辺に置いておいたのでした。それをたまたま訪ねてきて見た知り合いが茶飲み話にしたらしいのがどこでどうなったのか、私のところに戻ってきた時には「松本さんのところには電話帳みたいにぶあつい宝石のカタログがあって、それにはいっぱい付箋がついていて、みんな買ってもらっているんだって」
 ぶあついカタログなら確かにあります。付箋もいっぱいつけています。でもそれはセシール、下着や靴下の格安通販のです。私は子どもたちのものはたいがいここで揃えています。だってとにかく安いし、なかなか買い物に出られないし。でもペラペラのダイレクトメールがなんで電話帳になったんでしょう。たまたまセシールのカタログの上に乗っていたんでしょうか。
 けっきょく実害もなく仲間うちの大笑いの種になって、みんなに酒の肴ならぬコーヒーのお茶うけを提供できてよかったくらいですが、これがもし真に受けちゃう人がいたら、あまり聞こえは良くないですよね。うわさ話ってちょっと怖いなと思います。
 でも子どもが生まれて以来、うちで洗濯機で洗えるものしか着なくなって、だからほとんどジーパンにトレーナーにスニーカーの私が、そんなピカピカキラキラの宝石、いつ着けると思ったのでしょうね。 

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