1999年7月

 幼稚園に入園前は「元気で楽しく毎日通園してくれればそれ以上の事は望まない」なんて思っていたのに、それをクリアーしちゃうと、「どうしてよその子はできるのに うちの子はできないんだろう」なんて余計な事を考える。面会時間が終って、泣いている子を入院ベッドの柵にしばって、親も泣きそうになりながら帰る時、「元気が一番、健康だったら何もいらない」なんて思うのに、ちょっと元気になると、「どうしておまえはそういたずらなの」とヒステリックに叱ってしまう。勝手な私です。
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 最近、夏菜がちゃんとおすわりできるようになったので、またベビーカーが出てきました。三人目となるとそうとうガタガタですが、カバーを張り替えて修繕をしてもらったので見た目はすっかりキレイになりました。それを押して近くのコンビニに行ったりするのですが、先日、幼稚園に顕のお迎えに行った時、裏通りを歩いていると、工事中でとうせんぼ。「ムリだね、通れないよ。他の道を通ってください」とあっさり。別の道といったら、小学校の前のバス通りだけ。バス通りなのにガードレールもない、二台のバスがギリギリすれちがえるだけの狭い道をベビーカーを押して通るのは冗談ではなく命がけです。
 でもしょうがないのでバス通りに出ると、そこも工事中。そうとうな距離を片側通行にしているその中をどうやって通ればいいの。誘導員があっちとこっちと両方の車を止めて私を通してくれたのですが、片側通行というのはそれだけでドライバーにとってイライラするもの。なんか、自分の方が長く待たされているような気がして。ましてや夕方の忙しい時間、きっとドライバーは「おばさん、カンベンしてよ」って思っているだろうと、針のムシロでした。
 家に帰って、どうしても腹の虫がおさまらなかったので、生れてはじめて抗議の電話というものを市役所にかけてしまいました。「工事をする事に文句を言っているわけではない、必要だからしているのでしょうから。でも通る道がなくなるほど近い場所の工事を同時にはしないでほしい」と。そうすると折り返し下請けの業者の方から謝りの電話がかかってきました。うーん、私は業者が悪いなんて言ってるんじゃないんです。二つの工事は別々の業者が行っていたのでしょうから。工事が同時に重ならないように調整するのは市役所の仕事じゃないかって言いたかったのに・・・。
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 お彼岸の頃入院していた長女夏菜も、すっかり元気になりました。お盆にはヤンチャな姿を皆様に見ていただけると思います。
 本当にご心配をおかけして申し訳ありませんでした。そして、いろいろとありがとうございました。

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