1995年1月

 お正月が終わったと思ったら 顕に風邪をひかせてしまいました。熱はないのに一日中ぐずっていて夜中も何度も起きて、おまけにおなかにできた2番目の子が僕(私?)もいるぞといわんばかりに つわりという武器を使って自己主張してきて いつも元気印の母さんもちょっとバテ気味です。

 子供がいるとなんやかやと お医者様のお世話になります。風邪をひいたから小児科、トゲをさしたから外科、湿疹ができたから皮膚科なんてぐあいに。病院に行っていつも思うのは『どうして皆さん名前を呼ばれても返事しないんだろう』っていうこと。大人ばかり の病院ならいざしらず、子供の為の小児科の病院でも 名前を呼ばれて返事する人はほとんどいないんです。けっして静かとはいえない小児科の待合室で それまでけっこう賑やかにしていた親子づれが 唐突に立って診察室に入っていくのを なんとも奇妙に感じるのは私だけでしょうか。最近の幼稚園や小学校では名前を呼ばれても返事しないようにって教えているのでしょうか、誘拐とか考えて。
 我が家では『松本 顕くん』と呼ぶと片手をあげて『はい』と返事する芸を 顕ができるようになったと大人達が大はしゃぎしています。でもこれは時代に逆行した事を教えてしまったのではないか、なんてバカな事を考えながら、でもやっぱり病院で『松本 顕くん』と呼ばれると親子して大きな声で返事してしまう、はたからみたら私達へんな親子です。

 せっかく打ったワ−プロを顕が見事に消してくれました。顕が起きている時に仕事をしていた私がバカだといえばそれまでなんですが、この頃大人のする事にやたら興味をもって、自分も手を出したくてしょうがないんです。これも成長の証だと思えば 大人がガ−ドするしかないんですが、この調子じゃ骨の一本や二本折れてもしょうがないかもしれませんネ。

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