2017年12月

今回は、うちの長男顕君の話。
顕にしろ長女夏菜にしろ、障害を持っている次男潤のせいか、障害児や障害者に関するアンテナが、無意識にピンと張っています。
で、見るでもなく見ていた夜中のネットニュース、耳の聞こえない人の為の電話が出来たことを知ったようです。
耳の聞こえない人が、テレビ電話をかけると 本当にかけたい人と同時に手話通訳のテレビ電話と繋がります。 電話の受け手は、別に手話が出来なくても、テレビ電話でなくてもいいのです。 耳の聞こえない人が、手話で通訳さんに話をする、そうすると通訳さんが電話の受け手に言葉で話してくれる。 今度は、電話の受け手が通訳さんに、言葉で返事をする、それを通訳さんが手話で 耳の聞こえない人に伝えてくれる。
パソコンを使ったテレビ電話も、3人以上で同時に会話出来る電話も、ずいぶん前に開発されているのに、誰も合体させようとは思わなかったようです。
すごいなーと思いながら、その時は終わったようです。
で、それからしばらくたってあの電話が公衆電話として、オリンピックパラリンピックをひかえて羽田空港に設置されたニュースをやっていて、何の気なしに、では実演してみましょう、なんて映像を見ていると、テレビの中のテレビの中で手話している男性に見覚えが。 何度見直しても中学時代の同級生のY君。 うちにも遊びに来たことがある子だとか。
あわててツイッターだかラインだかで聞いてみると、朝になって、良くわかったねーと。
中学を卒業して9年。 みんなそれぞれの道で頑張っているんですね。

今年ももうすぐ終わります、我が家にとって今年は、顕が得度して、夏菜が大学生になって独り暮らしを初めて、変化の大きい年でした。 来年はどんな年になるでしょう、楽しみなような心配なような。
お正月は、いつものようにお汁粉とともにお待ちしております。(直子)

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