2015年3月

 自動車を走らせていると、いろいろな思いをします。特にイヤなのは無理な割り込み。ウインカー出してても無視されたり。また、譲ってあげても何もしなかったりと。
 それが普通の乗用車だったら睨みつけるくらいだけど、しっかりボディに会社の名前の入った営業車「あなたの生活を守る○○クラブ」だったり「みんなの○○」だったりしたら、あ〜あです。
 どうぞドライバーさん気をつけてくださいね。危ないことや失礼なことをされたらおばさんは忘れませんよ。

 知的障害のある自閉症の二男潤が就職してはや一年。夏休み以外は、有給休暇も取ることもなく、元気に毎日通勤しています。
 元気よく仕事に行けること、これ以上のことはありません。
 通勤地は調布市の国領というのどかな街。トラブルもなく良かったと思っていたのに、この四月二〇日から会社が引っ越しをしますとの通知が。なんと西新宿のオペラシティ。知る人ぞ知るすごいビル。なんでそんな都会に。
 心配性の私は、またまた不安がもくもくと。
 吊るしのスーツのままでいいのだろうか。二十八センチ四Eの潤は通販の先の尖っていないビジネスシューズを履いているけど、そんな街中まで行くと、みんな、先の尖った靴を履いているのでは。
 一番の気がかりは、お昼ご飯はどうするのだろう。今は社員食堂があるけれど、あんなオフィスビルに社食はあるのだろうか。あんな都会で毎日ごはんを食べていたら、すぐに給料が飛んじゃうんじゃないかと。
 いろいろ心配事はつきませんが、四月二〇日から潤は田舎のサラリーマンから都会のビジネスマンになります。さてさて、どうなることやら。(直子)

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