2014年12月

 通勤通学時間に京王線が止まってしまった日。
 これ幸いと運行情報を確かめながら、コンビニあたりで遊んでいた長女夏菜。
 一方、二男潤は、途中駅まで行っていたので、一駅分歩いてJRに乗って登戸まで行って、小田急バスで会社に行ったとのこと。彼の頭の中に、電車の路線図が入っているのは知っていましたが、バスの路線図まで網羅していたとは、あらためてビックリ!!これでもこの二人、間違いなく兄妹です。

 ちょっと前の話になりますが、十一月の第二日曜日に延立寺の報恩講が務まりました。
 大勢の皆さまにお集まりいただいて、と書きたいところですが、今回の報恩講、お参りが少なかったのです。お斎(おとき・食事のことです)をお手伝いいただいている婦人会の皆さんには、「今回は日が良すぎていろいろ皆さま、ご用が重なってしまったのかしら」とは言ってはみたのですが、それだけではなさそうです。
 お寺のことはおじいちゃんおばあちゃんの仕事と決めているご家族が少なくありません。
 そのおじいちゃんやおばあちゃんが、お一人ではお寺に来られなくなって。でもでは若い人が行きましょうとはなかなかならないようで。だってまるでおじいちゃんやおばあちゃんの仕事を取り上げてしまうようだから。
 永代経や報恩講は一家で一人と決まっているわけではないのです。おじいちゃんやおばあちゃんに若い人が付き添っておいでいただいてもかまわないのです。
 浄土真宗にとって、とても大切な一年に二回の行事、多く皆さまにお参りいただいてこその行事です。
 来年の五月の永代経と十一月の報恩講が、皆さまによって満堂になったらいいなと思って、皆さまのお越しをお待ちしています。
 お正月の三が日、家族総出で、おしること共にお待ちしています。皆さまもどうぞご家族そろってお参りください。(直子)

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