2013年6月

 八王子にはウインカーとハザードの付いていない自動車がいっぱい走っているとでも思わなければやってられない今日この頃。唐突に曲がる自動車、唐突に止まる自動車、ほんとにやってられません。

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 末娘夏菜の定期テストの最終日。ってことは、部活解禁日。
 テストは午前中で終わりますが、部活のためにお弁当を持たせて。それを彼女は、私に大枚はたいて買わせた女子中高生御用達のイーストボーイの手さげに入れて学校へ。
 よせばいいのにその手さげを電車の網棚に乗せたら、やっぱりね。そのまま忘れて電車を降りてしまいました。
 気がついて駅で駅員さんに話をして待っていると、京王線新宿駅で預かっていると。よかった、とりえあえず学校へ行ってテストを受けて。そのあと新宿駅の忘れ物の預かり所へ向いました。
 係の方に名前と、黒い手さげだと言うと、ちゃんと夏菜の手さげが出て来たそうです。
 駅員さんに「一応中を確かめて」と言われて中を見てみると、お弁当がない。
「お弁当がありません」と言うと、「悪い悪い、痛んじゃうといけないと思って」と、冷蔵庫からバンダナに包まれたお弁当箱と、果物の入ったタッパーの巾着袋を出してきてくれたそうです。
 お世話になりました。ありがとうございます。
 そのあと学校に戻り、ちゃんとお弁当を食べて、練習の出来た夏菜は、その三日後、剣道の段審査で二段に受かりました。本当におかげ様です。
 子どもたちが成長して、だんだん私の手を離れて、私の知らないところでいろんな人にお世話になっています。
 だから私も、ウインカーやハザードを出さない自動車にキレたりしません。今後とも、子どもたちをよろしくお願いいたします。
 しかし我が家のお嬢さん、心配だったのはイーストボーイの手さげではなく、お弁当だったというのだから、もうじき十五歳の女の子として、ちょっとと思う母でした。(直子)

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