2012年10月

 暑い、暑い、暑い夏でした。一説によると、今年は秋がなく、夏から一気に冬が来るとも。なんかどうなっているんでしょうね。
 九月になって、子どもたちの新学期が始まってから、お彼岸の前に友人に誘われて韓国に行ってきました。
 別に韓流にはまっていたわけではなく、韓国にどうしても行きたかったわけでもなく、はっきり言って現実逃避したかっただけ。
 朝三時に起きて夏菜のお弁当を作って、四時過ぎの八王子駅前発リムジンバスで羽田に行って。三泊四日めいっぱい遊んでリフレッシュしてきました。
 いっしょに行った友人二人は、中学生の頃、趣味を通して知り合った仲間。付き合いは四〇年近く。
 数年前に三人で旅行したいねと言って、積み立てを始めて、お金はたまるのに、子どもがみな独立した二人に対して、ぐずぐずと子どもを産んでいた私は、まだ中学生の母。「あなた次第よ。あなたが決心すれば、いつでも行けるのよ」と言われ続けて何年目。
 今年は受験生もいないし、夏菜も中学生になったし、みんなに背中を押される形で行ってきました。
 絶対無理だと思ったけれど、何とかなるものです。
 まだ大学は夏休みなので、いろいろと気にかけてくれた長男。がんばって、自分の事は自分でやっていた二男。疲れているのに、学校から帰ってから洗濯をしてくれた長女。食事やらいろいろしてくださったお義母さん。住職は・・・。
 私が帰ってきてから、お参りにみえたお客さまに、義母は「疲れているみたいね。大丈夫ですか?」と言われてしまったようです。すみません。
 これでまたがんばれそうです。
 でも、笑っちゃうのは、友人たちが口をそろえて羨ましがるのは、韓国に行ったことではなく、「夫子ども置き去りツアー」だったこと。ぜひ次は自分たちもという友人ばかりで、困ったものです。(直子

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