2010年3月

 身長が一八〇センチを超えた長男、たぶんあと数ヶ月で一八〇センチを超えるだろう二男。二人が制服の下に着るワイシャツを探すのは大変です。
 同じ様に裄の長いワイシャツでも、そこそこの年齢になった住職の物はそこそこのお値段でもしょうがないと思えます。でもまだ中高生の息子たちの物はぜったいイヤ。長男は裄が九〇センチもあるので泣く泣くちゃんとした物を買いますが、八四センチしかない二男は、もしかしたらワゴンにのってる五〇〇円のワイシャツが買えるかも?って量販店に行ってみましたが、やっぱりダメ。裄が八四センチってけっして普通サイズじゃなかったんですね。
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 二男が通う八王子四中の生徒さんたちは、みんな気持ちよく挨拶をしてくれます。校庭ですれちがっても校舎であっても、部活の準備体操中でも。たしかに気がつかないふりをする子もささっと行ってしまう子もいますが、大半が生徒さんたちの方から「こんにちは」「さようなら」ってあいさつしてくれます。
 今どきの中学です。それなりに先生方のご苦労も耳には入ってきますが、あの気持ちのいい挨拶を聞くと、こちらもにっこり「こんにちは」って言いたくなり、そして一日を元気に過ごせそうな気がします。
 それに引きかえ我が家の前を自転車で通る人たち。まったくもってダメなんです。
 老若男女かかわらず一〇〇%とは言いませんが、九九%くらいの人たちが、道をゆずってもらってあたり前という顔で通りすぎて行きます。
 ご存知のように延立寺前の高尾街道のガードレールの内側は、道幅がとても狭いので、歩行者がよけてあげないと自転車は通れません。前からや後ろから自転車がせまってくる間、ちょっと広くなったところで自転車が通りすぎるのを待ってあげても、ありがとうやすみませんを言ってくれる人はほとんど皆無です。せめてぴょこんと頭でも下げてくれればこちらも気がすむのに、それさえほとんどの人がしません。こういうことって教えてもらわなければできないことでしょうか。としたら誰が?若者たちは親でしょうが、いい歳のおじさんやおばさんたちは?
 うちの息子はちゃんとありがとうが言えているのでしょうか。ちょっと心配になってきました。(直子)

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