2009年3月
長男顕が第一志望の都立高校に合格しました。
顕が「この高校に行きたい」と言ってきたのは三年生の四月になってから。「おいおいいくらなんでもそれは無謀だよ」とは言えなかったけれど、たしかに希望校は顕の成績にとってはるかかなたにいました。それから塾通いが始まって、本当にがんばって。夏休み前までは部活と塾のかけもちで、息子がそれだけがんばっているなら協力しないわけにはいかないから、あの高尾でどしゃ崩れのあった雨の日も必死で迎えに行ったし、帰ってくるまでビールも飲めなかったし。
最後の最後まであきらめずにがんばった成果がちゃんと出せて、本当によかったです。
顕と私の受験狂騒曲の第一楽章は終ったけれど、第二、第三楽章はまだこれから。そして偏差値と関係ない潤の学校選びも大変だし、なかなかユニークなお嬢さんである夏菜の行く先も、私の受験狂騒曲はまだまだ続きます。
黒柴犬のクーが我が寺にやってきて、はや七ヵ月。みんなをとっても癒してくれるありがたい効果もあるのですが、それよりももっとすごいことがあるのです。
実は、おととし去年と二年続けて屋根裏にハクビシンが入ってしまい、夜な夜な大運動会を開催して大変でした。
うるさいだけならまだしも、壁の断熱材をちらかし、そそうをし。何度も業者に入ってもらっても埒があかず。今回同封した門信徒会の収支決算でも分かるように、けっこう料金もかかります。
それがクーが来て解決されたのです。一回だけ夜中に入ったと住職は言いますが、クーが追っ払ってくれたのか、それ以来ぱったり。夜、閉まった雨戸に向って「ウーッ」とうなることがありましたが、あれは庭に来ていたのかも。
そういうわけで、我が寺のハクビシン騒動はおさまったので「クーの餌代お寺で出してもいい?」と聞いてみたけれどあっさり却下されてしまいました。
そんなこんなで今年の春もにぎやかな延立寺、クーといっしょに皆さまをお待ちしております。
どうぞお彼岸、お参りくださいませ。(直子)
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