2009年1月

 このところ連日、長男顕のお迎えに夜の10時前に駅前まで自動車で行っています。過保護だなとは思いながら、バスの便の悪い我が家では路線バスに乗って帰ってくると着くのが十時半をだいぶ回ります。迎えに行ってやればその時間には食事も終り一息つける頃、なんて思うとついつい。母親である私の自己満足ですけどね。
 先日、顕を乗せての帰り道、飲酒運転の取り締まりに止められました。こんな経験初めてなのでなんとなくうれしくてはりきって窓をあけると、おまわりさんは私と助手席の顕を見て、「アルコール検査ですけど・・・大丈夫ですね」ってあっさりそのまま通されちゃいました。「ハー」ってやってみたかったのにな。

柴犬のクウ(空)が我が家の一員になってはや四ヵ月。ずっと前からいるみたいに、すっかりなじんでます。
 赤ちゃんのときはケージ(檻)の中にいましたが、注射も終り、お医者さまの許可もおりたので、庭からお墓の上の見晴らし台の方まで、ボクの縄張りとばかりに遊び回っています。
 日中は小さい方の駐車場の入り口に長いリードでつながれているので、お墓参りにみえたお客さまや宅配便のお兄さんがかわいがってくれて。幸せな犬です。
 クウを外につなぐにあたっては、あちこち試しにつないでみたのですが、裏庭は寒いし、本堂の前は芝生を掘っちゃうしで、結局今の場所に。あちこち見えるし動けるし、大好きな穴掘りもできるし、最高です。
 夕方ケージに戻るといびきをかきながら爆睡しているクウを見ると、こちらも幸せになれます。反抗期の息子と生意気娘との生活の中、いそいそとクウのトイレの始末をしている自分がおかしいです。
 先日も、いつも私が自動車を停める場所に業者さんが自動車を停めた時、いつもはあまり吠えないクウがけたたましく吠えていました。私にはその声がまるで「そこはお母さんが自動車を停めるところだよ、ダメだよ、そこに停めちゃ」と起こっているように聞こえて、おかしいのとうれしいのとで涙が出そうでした。
 生まれはいいけど育ちがね、と言われるクウ。いいんだよ今のままで。でもカミカミはやめようね、お母さん痛いから。(直子)

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