2008年3月
今年の春も花粉症とともにやってきました。
春のはじめ、今年はちょっと楽かな?なんて思っても、けっきょく毎年同じ子どもたちとともにティッシュかかえて耳鼻科通いしながら早く春が終らないかなと思ってます。
小学校の卒業を間近にひかえた次男潤のところに、先日、四年生になりたての潤から手紙が届きました。
当時の学級委員のお母さんたちが中心となって、三年生だった子どもたちに「卒業する自分へ」と手紙を書かせて、それを預かっていたお母さんたちから投函してくれた手紙が潤のところにも届いたのでした。
三年生まで通常学級でみんなといっしょに勉強していた潤。でも当時の潤にはそれらの事が今一つ理解できなかったようで、四年生になってから「お母さん手伝ってあげてください」と渡されたものに長男顕と私が手を加えて、宛名や差出人の住所は私が書いて、預けていたものでした。
すっかり私は忘れていたので届いた時にはびっくり。でも宛名は潤だから、勝手に開封するわけにはいかないし、潤が帰ってきてやっと開けられて、あー、そういえばこんなことしたっけ、なんてみんなで懐かしがって。
字の大きさがまちまちだったり、まっすぐ書けなかったり。
それらを見ただけでも、三年間の成長が感じられて、とてもうれしかったです。
最後に私がメッセージを書いていました。
「今潤は楽しく毎日すごしています。卒業する君は毎日楽しくすごしていますか?」
四年生から、今、特別支援学級と呼ばれている障害児学級に移った潤。あのことばは、私の揺れる気持ちを表わしています。本当にこれでよかったのだろうか。他にもっといい道があったのではないかと。
私は今、あの頃の私に言ってあげたい。
「のぞみ学級の三年間は、すごく充実していたよ。いっぱい成長させてもらって、潤も私も楽しい毎日だったよ。安心して、そのまま、進んでいきなさい」って。
潤は四月から、幼稚園の時からずっと支えてくれていた多くの友だちから離れ、一人路線バスに乗って中学に通います。(直子)
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