2007年12月

 子どもたちがもっともっと小さかった頃。毎日毎日ミルクと離乳食とおむつに追いまくられてた頃。私の夢は「熱いコーヒーが飲みたい、熱いラーメンが食べたい、一人で自分用の布団で眠りたい」の三つでした。
 せっかくコーヒーをいれても、子どものことで冷めちゃうし、危ないし。食事は子どもの様子を見ながら自分のものを分けたり、残したものを食べなくちゃならなかったり。夜中にのそのそ布団に入り込んでくる子はまだしも、最初から私の布団で寝るのが当り前だった子どもたち。
 でも今では、ラーメンだってみな自分でどんぶり抱え込んで食べてるし、皆が学校に行けばゆっくりコーヒータイムも持てるし。まだ潤は一人で寝れないけど、後の二人は自分の部屋で眠れるようになったし、潤も自分の布団で寝てくれるし。本当に楽になったのです。夜中にからみついてくる小さな足が恋しくないかって?いえいえ、十分味わい尽くしましたから。もうけっこうですって感じでしょうか。

 それなのに、それなのに、なぜ私の毎日っていつもせわしないのでしょうか。いつもいつも、あれしなくちゃ、これしなくちゃと思いながら、けっこうぐずぐずしているせいもあるのでしょうが。いつも、せっぱつまってます。早めに手を打っておけば何のこともないのに、後回しにしていたばっかりに間に合わなかったりして。「坊守日誌」も秒読みされてあわてて書き出して、あーあです。私の辞書には「用意周到」って文字がないのでしょうね。とりあえず、手も付けてない年賀状、どうしようかな。

 冬休みに入って、夏菜のスキー教室、潤の大宮の鉄道博物館行き、足をケガしたから送り迎え付きになってしまった顕の部活と、あわただしい日々が続きましたが、やっと平常の毎日が帰ってきました。
 まだまだ子どもたちに私のほとんどの時間を取られてしまう毎日ですが、来年こそは私の私だけの楽しい時間が取れるようがんばるぞ。でも春から、三人の子どもたちが三校に分かれるんですよね。やっばり夢かな。私だけの時間なんて。
 皆さま、よいお年を。(直子)

 

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