2007年6月

 次男潤が通う心障学級が一泊で行う校外宿泊の日。何日も前から準備をして、当日も朝早くからお弁当を作って。
 潤が無事出発して、その日の夜。中学校から帰ってきた長男がニヤニヤしながら、「母さん、弁当に箸が入ってなかったよ、潤のことで頭がいっぱいだったんだろ」って。あっと思いながら私もニヤニヤしながら「そうだよ、潤が一番大事だもん」って。
もうすぐ十四歳になる長男とだったら冗談ですむそういう会話も、まだ八歳の夏菜が聞いたらもうたいへん。その晩は夏菜のご機嫌をとるのが大変でした。

 このところ毎日のように新聞やテレビをにぎわしている家庭製品の不良・不具合問題。ガス器具だったり、自動車だったり。
 先日、電子レンジと衣類乾燥機と冷蔵庫の時は、どうも購入した時期が重なっているから危ないなと調べたら、やっぱり、衣類乾燥機がひっかかってました。
 どうせなら宝くじが当たればいいのに、そんなのが当たったって。
 さっそく新聞に書いてある電話番号にかけてみても、返ってくる声は「ただいま恋変こみあっております。かけ直してください」ばかり。
 で、思い出したのは、この衣類乾燥機を買ったのは地元犬目の電気屋さん。さっそくお店に電話すると、おじさんがとんできてくれました。ちょうど顧客名簿を調べているところだったとのことで、あとは全部お店の方で手配しますから、と言ってくれました。さすがお客様大事の町の電気屋さん。
 二〜三日して、部品が手に入ったからといって、おじさんがすぐ修理してくれました。
 買う時の値段を考えるとついつい大型量販店に行きたくなっちゃうのですが、やはり何かトラブルがあると、すぐ来てくれる町の電気屋さん、大切にしなくちゃな、と思った出来事でした。
 おまけ、メーカーからのおわびのしるしと言って、ラップが一本付いてきました。これって笑えますね。
(直子)

 

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