2005年12月

 長男顕と長女夏菜が二泊三日のスキー教室に行っている間、次男潤とべったりいっしょにすごしました。母親を独り占めできたからか、行きたかった取手へつれて行ってもらえたからか、ずっとご機嫌の潤でした。
 取手に何があるのかって、何もないです。ただたただ行っただけ。大好きの電車の路線図を見ていて行きたくなったらしく、ここ三ヶ月くらいずっと言っていたので、中央線と常磐線を乗り継いで行ってきました。帰りは武蔵野線を回ってきたのですが、ずっと興奮して、うれしそうだった潤にくらべ、私はとっても疲れました。

 冬休みに入って、子どもたちに、年賀状を書かせようとすると困ることがあります。先生やお友だちの住所がわからないのです。
 個人情報保護法とやらのせいで、学校から教えてもらえるのはクラスの緊急連絡網による電話番号だけ。上の子たちはそれなりに去年の年賀状や暑中見舞を持ち出してきて書けるのですが、一年生の末娘のはもう大変。古い電話帳やら町会名簿の電話番号から推測したりしているのですが、だって保護者の名前さえわからないのですから。
 でも、我が家の子どもたちの通う八王子の田舎の小学校では、クラス全員の電話番号を緊急連絡網にのせますが、横浜のお友だちのお宅の冷蔵庫に貼ってあった緊急連絡網に印刷されていたのは、必要なところのみ。ほとんど白紙で名前さえ書かれていない連絡網にあっけにとられてしまいました。ここまでする必要があるのでしょうかね。

 雨の日も風の日も、毎日潤をおむかえに行って四年目、やっと一人下校ができるようになって、「お母さん、おうちでお仕事していていいよ」って言ってくれるようになって、大喜びしていたのもつかの間、ぶっそうな事件が立て続けで起きたせいで、一年生の女の子としては、お友だちといっしょとはいえ、心配でついついお迎えに行ってしまいます。
 友だちとおしゃべりしながら、道草しながら帰ってこれない今の子たちはかわいそうです。世の中、どうなっちゃったんでしょうか。
 イヤなことも、悲しいこともいっぱいあったけど、楽しいこともうれしいこともいっぱいあった今年。来年も、良い年でありますように。(直子)

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