2005年6月

 四月から、たった一年だけの三兄妹みんな小学生の日々が始まりました。五月にあった運動会の充実していたこと。残念ながら住職は午前中法事があったので、母が一人、ビデオかかえて走り回っていました。なにしろ競技だけでなく、末娘夏菜が一年生代表で開会のことばを言うものですから、開会式からテンション上がりっぱなしの母でした。

 次男潤が、四月から、子どもたちが通う小学校に新設された心障(心身障害児)学級に移りました。児童五人に担任二人、その他に補助の先生やら専科の先生もいるわけですから、いたれりつくせりです。
 でも潤にとっては、今までは三十数人の中の一人として適当にさぼれたのが、目が届きすぎてさぼれなかったり、今までは、出来るのにやりたくないことをぐずぐずしていると、やさしい世話焼きの女の子たちがささっとやってくれたのに、心障の先生は、声は掛けても手は出してくれなくて、自分でやらなくてはならなかったりで、だいぶとまどったり、大変だったりしましたが、今は楽しく元気に通っています。
 同じ学校内での移動だったので、幼稚園からいっしょのお友だちが通常学級にはいっぱいいるわけで、交流学級の四年一組の名簿には、潤の名前があるのに席がないのは変だって言ってくれた子や、「潤くんのお母さんは、給食はこっちにくるって言ったのに、一回もこない」って言ってくれた子。先日の下校時、大雨で雷が鳴った日、パニックを起こして大泣きしている潤をかかえて駐車場を走っていると、三階の四年生の教室の窓から、「潤、平気だぞ、がんぱれよ」って何人もの子どもたちが口々に声をかけてくれました。潤が雷がダメなのを良く知っているのでみんな心配してくれたようですが、母はとり肌が立つほど、うれしかったです。

 この坊守日誌を書いていると、本堂の方から、鳥のけたたましい鳴き声。つばめが、本堂の軒に巣を作り卵をあたためているところなので、またへびでも出たかと、顕の竹刀片手に走っていくと、別に変わった様子はなし。じっと動かずに巣の中にいる親つばめだけ。でもへびは、とんでもないところを上がっていくから、油断はできません。
 せっかく子どもたちが三人とも学校へ行って、つかの間の時間なのに、今度はつばめの子守。でも子どももつばめも巣立つまで、母はがんばります。

(直子)

坊守日誌 INDEX


HOME