2002年3月
どうして男の人って、明日でいい事は今日はやらないんでしょう。
そりゃ明日でも間に合うけれど今日余裕があるのなら明日はまた急に何かアクシデントがあるかもしれないのだから今日やっておけばいいのにと思うのに、絶対と言っていいほどやらない。友人達に聞いても「うちもそうよ」という返事ばかり。一回失敗すれば懲りるかなと思っても、何とかつじつま合わせて間に合わせてしまうのがくやしかったりして。
あっこれはうちの話ではありません。あくまでも一般論。一般論ですのでお間違えのないように。
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どこへ行くにも一泊旅行ができそうなほどの大荷物をかかえて出かけていたのが、いつの頃からか少しづつ荷物が小さくなり、今では、それぞれに自分の物は持たせて、私は小さなバッグ一つで出かけられるようになりました。
食事にしても、ミルク用のお湯から離乳食用のパックまで持ち歩いていたのが、やっぱりファミリーレストランやマクドナルドが無難だけど、何とかお店ですませられるようになりました。
いつでもどこでも かたわらに誰かしら子どもがいた私の生活がこの春から少し変わろうとしています。
末娘夏菜が四月から幼稚園に入園します。
面接の日、「まつもとかなです。さんさいです。よろしくおねがいします」と、両手を前で重ねておじぎをしてのけて、先生の爆笑をかった夏菜は、母親のおなかの中から通った幼稚園にやっと入園できる歳になりました。
親も子も友だちもなく、めいっぱい心細い思いで入園式を迎えた長男。体も弱く、どこまでお友だちについていけるか、とても心配だった次男。でも夏菜は、すべての先生が名前を覚えてくださっていて、幼稚園に入園前から、どの先生方からも「かなちゃん」と声をかけていただける幸せ。
しっかりしていても三歳児、安心しているとどんでん返しがあるかもよと思いながらも、どこか心おだやかに楽しみながら、入園支度をしている私がいます。
「夏菜ちゃんが幼稚園に行ったらさみしくなるわよ」と皆さんに言われながらもワクワクドキドキしながら入園式を待っている親子です。
九年ぶりに日中子どものいない延立寺が戻ってきます。お参りにみえた方が、その静けさにびっくりしてしまうかもしれませんネ。(直子)
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