2001年12月
我が家もとうとうテレビゲーム時代が到来してしまいました。
お兄ちゃんたちがテレビゲームが大好きで、お友だちの家でやらせてもらっているのを見て、しょうがないのでイトコのお下がりを借りてきてやらされてきたのですが、次から次へと出るゲームに、子ども達ががまんしきれなくなって・・・。
お年玉の前倒しということで冬休み直前に買い与えました。
幼稚園のお母さんたちの話を聞くと、けっこう一人で数台のテレビゲームを持っている子が多く、まあ限界かなあと思ったりして。冬休みに入って一日中ゲームをしたがる子どもたちとの戦いが目に見えるようです。けっきょく私のストレスが増えるばかりだったりして。
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先日、夜中のテレビニュースを見ていると、「小児医療の現場」なんて特集をやっていました。
何の気なしに見ていると、次男潤がさんざんお世話になった都立八王子小児病院の特集でした。そして登場したのは、主治医のO先生。この人の笑顔にどれだけ私たち親子は救われたか。何度も救急車でかつぎこまれたし、夜中にかけこんだことも。後で先生に「オレの寿命を十年縮めた」なんて、ジョーダン半分に言われた事もあったけれど、そんな時に先生の「だいじょうぶだよ」の一言で、私たちはがんばってこれました。
その番組は、いかに小児科の先生たちが過酷な労働を強いられているかという内容だったのですが、実は今この都立八王子小児病院をなくそうという話が持ち上がっています。正確には、清瀬の小児病院と合併してもっと高度な医療をという事らしいのですが、私たちにとっては、子どもたちの命の砦を無くそうとしているとしか思えないのです。小児科は儲からないから無くそうという都知事流の考え方としか。
どんなハンデを背負って生れてきた子も、病気や事故でハンデを背負ってしまった子も、生きる権利はあるのです。どんな子も、皆に愛されて、最良の医療を受けながら生きていく権利があるのです。
それを平気で切り捨てようとする石原都知事と、今そういう特集を組みながら、その事に一言も触れなかった日本テレビに、私はとっても憤りを感じています。(直子)
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