2000年12月
最近やけに赤ちゃんの気になる長女夏菜のために、ミルク飲み人形を買ってあげました。ぬいぐるみはいっぱいあるけれど、いわゆるお人形がはじめて我が家にやってきたわけで、三人の大人気。かわりばんこにミルクをあげて、いっしょにお風呂に入ってと。
でもしばらくすると熱もさめてきた長男顕と長女夏菜に対して、いっこうに熱がさめずにいっしょうけんめいお世話している次男潤。見つかると取り返されちゃうから、夏菜にかくれていっしょうけんめい遊んでいる潤のなんとかわいいことか。
そういえば潤て、赤ちゃんやちっちゃい子って大好きなのよネ。小さい子と自動車の大好きな潤。君の将来は決ったね。幼稚園の通園バスの運転手さん。今から犬目幼稚園にたのんでおこう。「新幹線バスの運転手にしてください」って。
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あったまきた。
子どもたちを寝かしつけてから、十二時過ぎまでかかって書いた坊守日誌をカンタンに住職にボツにされた。
幼稚園も小学校もとうに冬休みだから、朝から子どもたちはケンカばっかり。屁理屈ばかりの長男顕、わけがわかんない次男潤、悪魔の二才児長女夏菜。
何がそんなに忙しいのか、住職は毎晩午前様だし。
少し気分転換しようと子ども三人連れてバスで八王子にくり出してみれば、夏菜を抱えて潤の手を引いている私のために、顕が満身の力を込めてドアを開けてくれた脇を、「ありがとう」でも「すみません」でもなく当然のように通っていく私くらいの歳のおばさん。駅前のバス停で、みんなきちんと並んでいるのに、気がつかないふりをして割り込んでくる、もうちょっと年配のおばさん。あったまくる事ばかりだし、ストレスたまるし。
ストレス発散しようと友だちがカラオケに誘ってくれても、みんなは子どもをだんなに押しつけて発散できそうだけど、うちは住職が大晦日までスケジュールがいっぱいだから、一人で三人連れて行ってもかえってストレスたまりそうだからパス。
こんなわけで、私は心おだやかに新春を迎えられそうにありませんが、皆様はどうか心おだやかに新しい年を迎えられますよう。よいお年を。
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