2000年5月
どうして、ツメってすぐのびるんでしょ。
私 今 自分の分も含めて八十本のツメを管理しているわけで、しょっちゅう気にしていて、しょっちゅう切っているわりには、いつもキタナイツメをしている我が子たち。いくらでも牛乳やヨーグルトを欲しがる子どもたちについつい言ってしまうのは「飲んでもいいけどそのカルシウム、ツメにしないで骨にして」なんてグチ。真に受けて、真剣に悩んでしまう、まだまだかわいい小学一年生の長男です。
長男顕がお世話になったスポーツ教室の先生が御結婚することになり、同じスポーツ教室のお友だちといっしょに連名で祝電を打ちました。
いたずらざかりのキカナイざかりの六才児。いつも笑顔でいっしょうけんめい子どもたちにつきあってくださったお兄さん先生。お世話になった感謝をこめて、「おめでとうございます。お幸せに」と。
ところが、同じ先生が教えているサッカー教室のお友だちにその話をすると、「お宅は、小学生になっても続けるんでしょ?うちはもうやめるから関係ないの」って言われてしまいました。
別にこれから先我が家の子どもたちに特別目をかけてもらおうなんて下心があってやった事ではなかったのですが、これから先お世話にならない人にそういうことをするのはムダだと言われてしまったようで、少々考えこんでしまいました。 習い事の先生に盆暮にはごあいさつをするのがあたり前だと思っている私は、お月謝をはらっているんだからそういうことは必要ない事と決めつけられてしまうと・・・。
そうかと思うと、幼稚園や学校の先生にエーっと言うような高価な贈り物をする話を耳にすると、即、結果に結びつく事にはお金を惜しまないが、そうでない事には一銭も使いたくないという風潮を感じてしまいます。
そういえば学習塾の先生をしている人が、「今は親も子もつみかさねという事を知らないから、スーパーでだいこんを買うように、お月謝で良い成績を買おうとする。だから通いはじめてすぐに成績が上がらないと、すぐに店を替えるように塾も替えてしまう」と言っていましたっけ。
まだまだ続く我が家の子育て時代。私の価値観って今時のそれとはちょっとズレているようで、この先やっていけるのかな、なんて思ってしまった出来事でした。
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